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【クイーンズランド工科大学(オーストラリア)視察2015】

第2回
QUTの特徴と看護コース

2015年7月1日 (水)

みなさん、こんにちは。留学カウンセラーの鶴田です。
前回は、QUTのキャンパスの雰囲気やその周辺についてご案内しました。今回からは少しずつ、各学部紹介をしていきます。では、さっそくスタート。
その前に!クイーンズランド工科大学(QUT)がどんな大学なのか、その特徴をご紹介します。

キャンパス周辺の魅力

クイーンズランド工科大学キャンパス

まず、クイーンズランド工科大学(QUT)はどこにあるのかというと、オーストラリアのクイーンズランド州、ブリスベンにあります。
日本から一番近いクイーンズランド州の下の方、シドニーがあるニューサウスウェールス州に近い立地にあります。

クイーンズランド工科大学(QUT)3つの特徴

A University of Real World

QUTのキャッチフレーズは、“A University of Real World”。

つまり、一言で言うと、「実社会に通用する知識やスキルを身に着けられる大学」で、理論だけでなく、実践トレーニングを多く取り入れた大学です。 QUTは、授業の一環として国内外のインターンシップを積極的に取り入れています。提携している企業は100社以上。各学部が産業界と密接なコネクションを持っており、授業で学んだ理論を咀嚼する場として、学生に実践トレーニングを持つ機会を多く提供しています。また、QUTの講師のうち2000人以上が現役のマネージャー職以上の方。実際のビジネスの現状をリアルに聞き、学ぶ事ができます。

ワールドクラスの授業とハイクオリティな最先端設備

設備投資にも余念がなく、現場を再現したリアルな設備が充実しています。最先端でハイクオリティな設備を使用することで、講義で教わった事を単なる知識で留めるのではなく、社会に出た時に「即戦力」として活躍できる「確かな技術」を身に付けられるようになっています。ワールドクラスなのは設備だけではありません。ビジネススクールの“Triple Crown”といった国際評価はもちろん、各学部で教鞭を執る講師陣の中には、受賞暦のある講師も多く、ワールドクラスな教育を提供しています。また、講師のうち2000人以上が現役のマネージャー職以上の方なので、実際のビジネスの現状をリアルに聞き、学ぶ事ができます。

キャリアメンタースキーム

なんといってもQUTの魅力は「就職率の高さ」。その理由は、前述したインターンシップや充実した設備により実践トレーニングを積める事によって、卒業時には既に “Job Ready”の状態になっている事。もう一つは就活の際にとてもありがたい制度があるからです。それがこの“キャリアメンタースキーム” 制度。QUTはオーストラリアで唯一、この制度を取り入れている大学です。これは、最終学年になったら、企業の方に実際、メンター(指導者・相談役)になってもらい、就職についてのアドバイスをもらう制度で、現役の立場からリアルな意見やアドバイスがもらえて相談にのってもらう事ができます。既に即戦力となる知識やスキルが身に着いているうえで、それを最終的に就職に結びつける“綱渡し”的な手助け制度となっていて、この総合的なプロセスがあってこそ、就職率の高さを誇っています。 また、メンターの方だけでなく、産業界の他のプロフェッショナルな方々ともネットワークを築ける機会となっているので、それもまたこの制度の有意義なポイントです。

つまり、QUTへ行く大きなメリットは、「産業界との強いコネクションや国内外インターンシップ、ワールドクラスの最先端設備で実践スキルのリアルトレーニングができる事。更に、就活の際にありがたい制度も充実しているといったところからくる、“就職率の高さ”」です。
実際に、クイーンズランド州での就職率は、No.1。“経営者が最も雇用したい大学”としてもランキング入りしており、グローバル企業で活躍している卒業生も数多くいます。

クイーンズランド工科大学(QUT) Faculty of Health

保健学部 Faculty of Health ~オーストラリア最大規模でNo.1!看護コース~

さぁ、ここから各学部紹介です。まずは、Faculty of Health(保健学部)から。医療系は留学生にとっては難しい分野ではありますが、ここには何と言ってもオーストラリア最大規模、勿論、この分野でNo.1の「看護コース」があります。

オーストラリアで初めて学問として看護学を始めた大学としても有名ですが、それゆえに、このコースは人気です。ぜひ将来、オーストラリアで看護師として働きたい方はここのNursing course をお勧めします。

ここQUTにはNursing Simulation Centre があり、看護師として身に着ける知識や技術を最新テクノロジーの設備で学ぶ事ができます。これは、長机くらいの大きさで、いわゆるiPadタッチパネルのようなもの。

まず、こんな人の姿があり、タッチパネルを操作していくと、だんだん透けていきます。直接ボディに触れて指を動かすと自由自在にボディの向きが変わり、様々な角度から臓器を見れるようになっています。

さらに、だんだん透けていき、血管として見たり、骨として見たり。中央にはなんと赤ちゃんがいます。見えますか?で、また、周辺の血管や肉がついていって、最初の人に戻ります。人の体のしくみが詳細まで見れる巨大iPadでした。

他にも、病院が隣接していたり、このSimulation Centre の中にも病室の一室があって、人形が目を開けたり閉じたり、しゃべったり呼吸したりと、人に実際接するように実践スキルを養えるようになっていました。

人の命に関わる職業ですので、こうした再現した現場を通してロールプレイができるのは、実際看護師さんとして働く際に間違いなく役立つ事でしょう。

また、Faculty of Health には、クリニックの設備もあります。

こういうの、見たことありますよね。こんなお部屋や器具がたくさんありました。ここで実際の器具の扱い方を学びます。どこかのクリニックの一室のよう。

あと、ここは「Podiatry:足病学」も有名。

就職率は100%に近く、先程の看護もそうですが、都市部より、郊外の方が就職率は高いそうです。

Faculty of Health は、清潔感があって施設がきれいでした。清潔感、大事ですよね。

今回の学部は、オーストラリアで最先端を誇る看護コースをご紹介しました。
看護コース、日本人にもとても人気ですが、日本人にとって課題になるのは英語です。

医療現場で失敗は許されないので、条件としてネイティブ並みの英語力が求められるのは当然のことですよね。高い英語スコアを求められるのが看護コースの難しいところですので、ゆくゆくはオーストラリアで看護師として働きたいという方は、まずしっかり英語を学ばれて、実現して頂きたいと思います。
学ぶ環境はここにありますよ!

では、次回はビジネススクール。国際評価を誇るこのコースについてご紹介します。どうぞお楽しみに♪

では、それぞれ学部内の施設の様子はまた次回から少しずつご紹介していきます!

どうぞお楽しみに♪

学校紹介

クイーンズランド工科大学
非常に研究の進んでいる大学でレベルの高い大学。ブリスベン、クイーンズランドに校舎を持つ。45,000人ほどの学生のうち、約6000人が留学生です。

クイーンズランド工科大学 について