大学院留学への第一歩!イギリス語学留学で得た知識と経験
平野 雄治 さん
語学留学 イギリス 夏休み/冬休み短期 大学生
留学先 | ノリッジ・スタディー・センター Norwich Study Centre |
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コース | General English Standard |
期間 | 2015年1月~2015年3月 |
1月から6週間、イギリスの語学学校ノリッジ・スタディー・センターに留学し、現在イギリス大学院留学を目指している平野雄治さんが、短期語学留学で得た知識や経験を、帰国後beoとのロングインタビューで語ってくれました。
留学を決意したきっかけを教えてください。
一番の目的はスピーキング力をつけることでした。
イギリスの大学院留学に向けて、イギリスの生活がどんなものなのか体験してみたかったのもありますけど、一番は英語力を上げたかったからです。行かなきゃヤバイ!と思っていました(笑)。スピーキングが本当にダメダメで、これは大学院留学の前に改善しなくてはいけないと思って留学を決意しました。
帰国後の英語力について
自信をもつことが何より大事なんだと学びました!
一番感じているのは、留学する前はとにかく英語をつくるのが遅かった。発音もダメでしたし、とにかくリスニング力がなくて大変でした。当たり前ですけど、聞けないと会話できません。最初はその悪循環で、辛かったですね。誰かと喋っていても、なかなか伝わらなくて、いつもごめん、ごめんと謝っていました。
そういう中で、自分なりに試行錯誤しながら頑張っていって、最初に良くなってきたのはリスニングでした。だんだん聞けるようになってきて、そうしたら今度は落ち着いて答えられるようになってきました。落ち着いて会話できるようになると、発音にも気がまわるようになってくる。そうやって段々コミュニケーションがとれるようになっていきました。それが3週間目くらいに感じたことです。
そんな風にコミュニケーションがとれるようになってきた一番の要因は、「自信」をもてたことだと思います。精神面が大きかった。スピーキングに自信がなくて行ったわけですから、最初は喋るのが怖かったんです。でも、周りの人たちを見てみると、“I don’t care about making mistakes”という感じで、まったくミスを恐れないんです。発音とか文法とか気にせずガンガン喋るんですよ。
そんな中にいると、自分も、「ミスなんか気にしなくていい、三人称単数のSなんてどうでもいいじゃん」って感じに思えてきて(笑)。そうしたら、ミスしながらですけど、どんどん早く喋れるようになっていきました。「ミスを恐れない心」をまわりからいただけました。
語学学校のお気に入りポイントは?
スタディー・センターという施設が学内にあって、そこにはIELTSの対策本がずらりと並んでいます。いつでも好きな時にIELTSの勉強ができるんです。 週に3回、先生が来てくれてライティングの添削をしてくれたり、スピーキングの練習にも付き合ってくれました。これは無料なので、絶対活用するべきです。 僕は入学して3週間目くらいまで存在にすら気付かなかったんですけど(笑)。
気付いてからは、すごく使いました。毎日放課後はスタディー・センターに行って、リスニングの練習ばかりしていました。ライティングも2日に1TASK分は書いて、それを先生に添削してもらっていました。最初はライティングの書き方なんて、まったく分からなかったんですけど、おかげさまで大分コツをつかんできたように思えます。
先生が無料で教えてくれるのはもちろんですが、そこに行くと同じ目標をもつ友達がたくさんできて、モチベーションを高めあえるんです。欧米の人は本当に陽気で、勉強してる最中に歌いだしたりもするんですけど(笑)。
そうやって笑いあいながら、一緒に英語を頑張れる仲間ができる。スタディー・センターは本当に最高の施設でした。
友達はどうやって作っていったのですか?
友達つくりに生かせた、日本でやってきた英語の勉強
学校の1階が広場みたいになっていて、コーヒーを飲んだり休憩したりできるんです。
そこで、喋りかけたりして、友達を増やしていきました。最終的にイタリア人のアンドレアって子とすごく仲良くなって、毎日一緒に勉強していました。最初は英語に自信がないのもあって、消極的だったんですけど、アンドレアは会うたびに僕の名前を連呼するんですよ(笑)。それがきっかけで仲良くなっていきましたね。
友達を作る際に思ったのは、やっぱり少しは喋れた方が友達も作りやすいと感じました。まったく喋れないと、喋りかける勇気も出ませんから。
なので、僕は日本でやっていた、いわゆる「座学」といいますか、文法や基礎的な英語の勉強も役に立ったと感じました。日本ではインプットばかりしていて、アウトプットの機会が全然なかったので、自分は全然喋れないと思っていました。でも留学することによって、インプットしてきたものを今度はどんどんアウトプットすることができたんです。使っていなかっただけで、頭の中に入っていた単語やフレーズが慣れてくると、どんどん出てくるようになりました。その時に、インプットは無駄じゃなかったと感じました。結局そういった基礎が友達を作る上でも役に立ったんですよね。
「日本でコツコツやってきた勉強は、ひとつも無駄じゃなかったんだ!」と感じることができて、すごく嬉しかったのを覚えています。
学校の国籍の割合について
みんな温かくて、誰とでも仲良くなれる環境でした!
Upper Intermediate(中上級)のクラスはヨーロッパ系が多かったです。学校全体でも、ヨーロッパ系と中東の人がほとんどでした。
一度、友達のイタリア人と、中東の人が開催してるパーティーに参加したことがあって、それぞれの国の食べ物とかをふるまってくれて、とてもいい経験になりました。アルゼンチン人のグループと僕一人でロンドンに旅行に行ったときは、ちょっと大変でしたけど(笑)。それもいい経験でした。
一言で言ってしまうと、誰とでも仲良くなれます(笑)。
特に中東の人はすごい喋りかけてきてくれて、英語が喋れなくても、ジェスチャーとか使って、一生懸命伝えようとしてくれるんです。中東の人の温かさを感じることができました。
留学では色々な国籍の人と交れて、性格とかも知ることができました。クラスにいたスペイン人は本当に優しくて、まだ全然喋れなかったころ、いつも「Take it easy, Take your time」って言ってくれたんです。何度かその一言に救われました(笑)。
授業の様子を教えてください
無駄な授業なんてひとつもない!毎授業とにかく全力、とにかく集中してました。
とにかくフレキシブルでした。生徒の弱点に合わせて、スピーキングをやったり、文法をやったり。生徒からスピーキングやりたいって要望があったら、それにも応じてくれます。ある程度テキストに沿って授業は進みますけど、本当にフレキシブルでした。
ひとつ言えることは、僕にとっては全てが良い授業だったということです。無駄な授業なんてひとつもなかったです。 僕はリスニングが本当に苦手でした。当たり前ですけど、授業は英語で行われるので、参加するだけで耳が鍛えられます。文法だろうが、スピーキングの授業だろうが、「先生の言ってることが聞き取れなかったら、俺の人生が終わる!」それくらいの気持ちで授業を受けていました(笑)。日本で勉強を頑張ってきたおかげで、Upper intermediateというクラスに入ることはできたものの、こんな簡単なことも聞き取れないのか・・・と落ち込むこともありました。だからこそ、毎授業とにかく全力、とにかく集中してました。それが確実にリスニング向上につながりました。
印象に残っているクラスはありますか?
文法のクラスでは、覚えたフレーズをとにかく実践で使わせようとしていて、例えばその日「would you mind」 という表現を習ったとしたら、その表現を使わないとトイレに行かせてくれなかったりもしました(笑)。グループディスカッションのクラスも、みんなで意見出し合ったりして、すごく楽しくて、僕は大好きでした。
先生たちもみんな本当に優しかったです。とにかく気にかけてくれます。授業でも、最初のころは全然喋れなかったんですけど、「日本ではどうなの?」とか、「ゆうじはどうなの?」とか、ことあるごとに話をふってくれるんです。そうすると、自然にクラスに参加できる。そんな風に親身になってくれたのは本当に嬉しかったです。