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【インタビュー】留学は不便さも醍醐味 「うまくいかない」乗り越え生きた英語を身につける

ひとことでイギリス留学といっても、実はその幅が広いです。芸術大学でアートやデザインを専攻したり、平和学や国際関係学などイギリス大学ならではの分野を学んだり。自分の背景や好みによって、充実した留学生活を送るためにさまざまな選択肢があります。

あまり知られていないかもしれませんが、社会人をターゲットに、夜間クラスに特化したイギリスの大学もあります。その一つが、1823年、労働者に高等教育を提供する機関として創立したバークベック・カレッジ(ロンドン大学)。ここで情報システムマネージメントを勉強しているのは、beoのサポートを利用し、同大学に入学した村上健一郎さん(25)。現在、2年生の村上さんに、ロンドンでの留学生活についてたずねました。

――村上さんが在籍されるバークベック・カレッジは少し特殊な大学ですね。なぜ、選んだのでしょうか。

バークベックはもともと労働者向けの教育機関としてつくられ、今も働いている人が勉強しやすいよう、夜間のクラスを開いています。僕が専攻しているのは、情報システムマネージメントというコース。ITとビジネスについて横断的に学びます。こうした二つの分野のコンビネーション(融合)はイギリス大学の中でも珍しく、卒業すれば、技術と経営に精通する専門家として活躍できます。

最近は、企業があらゆるデータを分析し、サービス改善や新規事業の創出に活用することは日本でも盛んになっています。しかし、技術と経営の両方に詳しい人材が少なく、うまくいかないケースも多いと聞いています。僕は将来、データ分析の仕事に携わりたいと考えているので、そのために最適な情報システムマネージメントを学べるバークベックを選びました。

――ロンドンでどんな学生生活を送っておられますか。

バークベックは夜間なので、授業が始まるのは午後6時からです。昼間の時間は図書館で勉強したり、運動しながら考えを整理したりして、クラスの準備にあてています。情報システムマネージメントは文学や社会学ほど、大量の文献を読みこなす必要はないのですが、参加型の授業ですから、事前にできるだけ多くの情報をインプットし、自分の意見を語れるようにすることが重要です。

バークベックの学生には国籍や年齢など、いろいろな背景を持つ人たちがいて、毎日、たくさんの刺激を受けます。教師陣との距離を感じないところも魅力的だと思います。全員、社会人同士として同じ目線で接し合っているので、質問をしやすいし、積極的に発言することにも抵抗がありません。

バークベックにはそもそも「年齢」という概念がないように思います。先生よりも年が上の学生もときどきいるのですが、それを気にする人は全くいません。

――勉強以外の、イギリス生活はいかがですか。

言ってみれば、日本と比べて何でも不便な国です。例えば、部屋のインターネット開通のとき、何回もサービスプロバイダーに電話し、対応を促す必要がありました。しかし、逆にみれば、これはイギリスの魅力の一つでもあると思います。なぜなら、日ごろのいろいろな不便を通じて、自分が人間として強くなり、英語を磨き上げるチャンスも生まれるからです。電話で「では、いつ、開通工事をしてくれるの」というふうに会話するために生きた英語が不可欠で、それを身につけるためにいい訓練になります。

留学生活は、うまくいかないことも多々ありますが、苦労を勉強の機会ととらえ、乗り切ってほしいと思います。

憧れのイギリス留学に再挑戦

――beoに留学相談したきっかけは何でしょうか。

実は僕は数年前、イギリスの大学に入ったのですが、その環境が自分に合わなく、中退したという経験があります。当時は両親の仕事の関係でイギリスに住んでおり、高校を出た後、その流れでイギリスの大学に進学したのです。しかし、あまり良い成績を上げられなかったので、一回、大学をやめて日本に帰ることを決めました。

しかし、質の高いイギリス教育への憧れはやはり残っていました。そんなとき、beoでカウンセリングを受けて、英国のさまざまな大学についてていねいに説明してもらいました。カウンセリングによって、自分に合うイギリスの大学があるのだと実感し、イギリス留学への再挑戦を決心しました。2018年の秋、再び渡英し、バークベックに入学。今秋から、2年生になっています。

夜間クラスのため、夜、パブに行くような学生生活はほとんどありませんが、学習環境が充実しているので、2年後の卒業に向け、勉強に集中するモチベーションが高いと感じています。

バークベック・カレッジ(ロンドン大学)について
1823年、労働者に高等教育を提供する機関として、イギリスの医師、ジョージ・バークベックによって創立。1920年よりロンドン大学に加盟。現在は法律やマネジメント、工学、ITなど幅広い分野で学習コース(夜間)を提供し、教育と研究に関して世界的に高い評価を得ています。

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