アデレード大学 建築学コース 留学体験談
所畑 隆洋 さん
大学院留学 オーストラリア 長期 大学生
留学先 | アデレード大学 The University of Adelaide |
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コース | Master of Architecture by coursework |
期間 | 2015年2月~2017年2月 |
2015年2月からアデレード大学の修士課程留学をしている所畑 隆洋さん。留学までの準備と実際に1年間の留学生活をしてみて、現在とこれからのお気持ちを伺いました。
留学先を決めるにあたって、どのようにして情報を集めましたか?
beoの無料カウンセリング(留学相談)や、beoカウンセラーの方からの情報提供、実際に留学されてる方からの体験談を参考にしました。
留学先の絞り込みのポイントは何でしたか?なぜオーストラリアを選んだかも教えてください。
学費がアメリカやイギリスと比べあまり高くないこと。
オーストラリアはアメリカとイギリスほど建築を勉強する日本人が多くないため、現地や他の留学生と親密になれるということ。
卒業後に就労可能なビザが取得できること。
この3点が決め手でした。
beoを利用したことで、よかったと思うこと/可能になったと思うことがあれば教えてください。
無料カウンセリング(留学相談)や希望動機書の添削や翻訳、無料の大学への出願などです。
留学先の学校のおすすめしたいところを下記の点から教えてください。
クラスメイト
90点/100点:
建築学を学ぶ日本人は全学年で自分だけだったので、現地や他国の留学生と仲良くなれました。
また周りの学生はとても向上心が高く、互いに高め合いながら学べています。教授陣
80点/100点:
授業内容
オーストラリア国内だけでなく、世界中から様々なバックグラウンドを持った教授が多いのが特徴だとおもいます。80点/100点:
大学施設
授業は2つのリサーチと設計実技に分けられます。
リサーチは設計実技に必要となる情報の収集、グループワーク、アサイメントがあり、設計実技では教授一人につき20~30人程度の学生が担当し、教授の指導の下、設計を行います。80点/100点:
街の様子
無料の相談所が大学内にあり学生は些細なことでも、いつでも質問でます。
図書館は9:00~20:00。校内は無料WI-FIと電源があるため、どこでも作業ができます。0点/100点:
その他
自然に囲まれたコンパクトな街です。City of Churchと呼ばれるほど大小さまざまな教会がたくさんあります。
交通手段はトラム、バス、電車。運賃はほかの町と比べかなり安いです。小さな街なので少し退屈に感じることもありますが、勉強に集中できます。カフェ: バリスタが多くおり、美味しいコーヒーが飲めます。
日本人: 基本的に日本人は少ないです。交換留学でくる学生が殆ど。
物価: メルボルンやブリスベンと比べ、シェアハウスのレントや学費もやや安めです。
学校での1年間の流れを教えてください。
1st Semester: 2~7月 授業
Semester Break: 7月~8月 冬休み
2nd Semester: 8~11月 授業
Summer Vacation: 11月~2月 夏休み
専攻・研究/セルフプロジェクトのテーマについて詳しく教えてください。
自然現象とパラメトリックデザインについて。
大気・気圧・気温などの人が見ることのできない自然現象をパラメトリックデザインを用いたシミュレーションによりデータ化・3Dモデル化し、フォームを作り、出来上がったフォームをもとに建築用途・構造を考慮し設計を行っています。
留学してからご自身の英語力に悩まれることはありましたか?それはどんなときでしたか?また、どのように克服されたか教えてください。
自分自身で工夫して乗り越えています。
留学して英語力に悩まされることは多かったです。
設計実務の授業で教授とデザインを検討している時、その場で思い浮かんだ新しいアイディアを英語で説明するのが苦労しました。なのでアイディアノートと英単語ノートをつくり、普段からメモやノートを英語でまとめることで、いざという時に説明できるように肌身離さず持ち運んでいます。また色んな人と英語でのコミュニケーションを習慣づけ、そこで得た新しい表現や単語もメモしています。
留学された大学での留学生活を通して得たスキルや体験などで、日本で学んでいては手に入らないと思えるものは何ですか?
多様な考え方ができるようになりました。 文化・宗教・習慣も違うのが当たり前のオーストラリアでは、頭ごなしに相手を否定せず相手の考えを受け入れ、尊重し、その上で自分の意見を明確にするようになりました。
留学先で学んだことは、卒業後のご自身のキャリアにどのような影響を与える(与えている)と思いますか?
思います。留学先で様々なプロジェクトを経験し、文化や地域が違っても仕事が出来ることがわかりました。今後は日本国内だけでなく海外の発展している国や地域で設計をできる仕事をしたいと考えています。