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【クイーンズランド工科大学(オーストラリア)視察2015】

第3回
QUTビジネススクール

2015年7月1日 (水)

今回は最上級の国際評価“Triple Crown”を持つ、ビジネススクールのご紹介です。

クイーンズランド工科大学(QUT)ビジネススクール

QUTビジネススクールの特徴 ~世界に誇る “Triple Crown” ~

日頃、カウンセリングをしていてよく思うのは、「ビジネス=アメリカ/イギリス」と思い込んでいる方が非常に多い事です。
確かにアメリカやイギリスにはいい大学がたくさんありますし、そう思われるのも無理はありません。

しかし、それだけではないという事もぜひ気付いてほしいなと思います。私も実際、留学カウンセラーのお仕事を始めるまでは知りませんでした。しかし、業務上いろんな大学を見ていると、オーストラリアの大学もアメリカやイギリスに勝るとも劣らない、いい大学がたくさんあるという事を知りました。その中でも、ここQUTはビジネススクールとして最高の国際評価“Triple Crown”を有しており、経営者の信頼を得ている、就職率の高い学部として評されています。

世界に12000校あるビジネススクールのうち、1%だけが有する“Triple Crown”

“Triple Crown”とは、3つの団体からその教育の質の信用を持って認定を受けるもので、世界に12000校あるビジネススクールのうち、認定(Accreditation)を受けるのは全世界で10%以下、 その中でも3つの団体から認定を受けるのはさらに1%以下で、その1%の中に、ここQUTのビジネススクールが入っています。なお、このTriple Crown を受けたのはQUTがオーストラリア初。オーストラリアでたったの2校しかありません。
では、魅力が詰まったビジネススクールでありますが、いくつかピックアップしてお勧めポイントをご案内していきます。

学部の科目選択や組み合わせはフレキシブル!

3年間で24単位とりますが、うち8つは選択科目。その選択では、Creative Writing や Journalism といった違う分野からの選択も可能なので、卒業後、どういった業界で働きたいかによって、自分でデザインできます。

QUTの学部のコース(Bachelor degree)も一度ご覧になってみて下さい。ビジネスコースの中でもたくさんありますし、マスコミュニケーションなどのコースもあって、またその中でも広告系やエンターテイメント、ジャーナリズムなど、本当にたくさんあります。

Overseas Studies Program

また、QUTは100社以上の企業と提携しており、国内外インターンシップなど、実践的な知識やスキルを身に着けられる機会を多く提供しているのも特徴。 パートナーシップを結んだビジネススクールが世界中にあり、International Study Year には、オーストラリア以外のビジネススクールでも学ぶことができる、“Overseas Studies Program”を始めました。Second Degree としても行ってもいいし、交換留学として行く事もできます。

その選択もフレキシブルで、実際イギリスの大学へ行った学生の話によると、「オーストラリアとまた違った教育システムを学ぶ事ができ、とても有意義だった。」そうです。

全世界に33ヶ国、74校のインターナショナルパートナービジネススクールがあり、そのうち、22校はQUTと同じくTriple Crown を持っている大学。ですから、Overseas Studies の期間も、同等の質の良いビジネススクールで学べそうですね。

ではでは次に、大学院のお話です。

オーストラリアでは、大学によって、コースによって期間が異なります。同じ大学でも、その期間は異なる訳ですが、たとえばいくつかあるビジネスコースの中でも、専門性を問われるコースになると、イギリスでは1年で効率的に学ぶ為に、学部時代も関連科目を学んでおかなければいけない所が多いのに比べ、ここオーストラリアではそのバックグラウンドがなければ2年かけて基礎から学ぶ事ができ、逆に事前知識や職歴などがあればもっと短く、1.5年、はたまた1年でもいいですよ、といったユニークな制度を持っているのも特徴です。QUTでは、関連学部卒でない方は2年、ある方は1.5年。(場合によっては確認要)。事前知識がなければその分長く、基礎から学べばいいだけであって、ないからといって諦める必要はない訳です。

もう一つ。英語がなかなか上がらなくてお悩みの方にお勧めなのが、“Graduate Certificate 経由”です。

イギリスではこれに似た、“Pre-master 経由”があります。1年あるいは半年これに行って、Master(院)過程に入っていくというもの。しかし、Masterに行く際はまた出願しなければいけませんし、英語に関しても内部でAssessment test があったり、その成績によって進学率は100%ではありません。しかし、ここQUTでは、 Graduate Certificate in Business and Communication という留学生用のPathway コースがあり、いくつかのビジネスコースにおいては、Master過程の単位も取りつつ英語力を上げた後、そのままそれらMaster courseへ上がっていけるという方法があります。留学生にとってありがたいのは、このPathwayとの組み合わせであれば、Master過程のビジネスコースへ進む際にとくにテストは不要で、なおかつ、ビザ延長の心配もしなくて済むことです。イギリスだと、Master過程に行く際は現地でビザの延長手続きも必要ですし、それで軽く10万円以上はとんでいきます。

しかし、このGCコースではある一定の成績を下らない限りは、そのいくつかのMaster courseをそのまま継続して受ける事ができるPackage Offerになっているので、そういったビザ延長手続きも不要な訳です。期間はGCが半年、全部で2年。もし、希望するMaster courseの関連学部を出ていれば、全部で1.5年も可能です。たとえば、アメリカは同じ2年ですが、2年全部がMaster過程になるので、出願する際は当然ながら高い英語力が必要となります。プラス、GRE/GMATも締切までに揃えなければいけないので、オーストラリアやイギリスに比べ、準備にプラス1年かかったりします。ですから、英語力はまだ院へ直接行けるだけの力は持ってないがなるべく早く行きたい、現地で英語力も伸ばして、且つ、その後の進学の可能性を心配せずにMasterに上がっていきたい!という方にはうってつけのシステム、という訳です。素晴らしい。

International Double Masters

QUTには、“International Double Masters”という、とてもお勧めのプログラムがあります。
これは2年めにセカンドマスターとして世界のパートナー校であるビジネススクールで学べるというもの。

パートナー校は前述のとおり、Triple Crownの大学をはじめ、全世界多数。プログラムの一番の魅力は、Double Masters なのに、事前知識によっては、2年または 1.5年で学ぶ事ができ、授業料もQUTに支払えばOK。2つの大学で学べるのに、期間・費用ともに節約できる可能性がある訳です。

インターンシップや職業体験プログラムといった実践的な内容も入っていますから、ビジネスシーンで起こる各国の文化の違いや仕組みをじかに体験して学ぶ事ができる、非常にユニークなプログラムです。

いかがでしたでしょうか、QUTのビジネススクール、魅力はまだまだあるのですが、このくらいにして。

もっと詳しくお知りになりたい方は、ご相談にお越し下さいね。

では、次回はこれもまたオーストラリア最大のLaw school、Faculty of Law をご紹介します。お楽しみに♪

学校紹介

クイーンズランド工科大学
非常に研究の進んでいる大学でレベルの高い大学。ブリスベン、クイーンズランドに校舎を持つ。45,000人ほどの学生のうち、約6000人が留学生です。

クイーンズランド工科大学 について