テレビで七面鳥の体重減少が話題に
最近、また新型コロナウイルス感染者が増加し、在宅勤務の日数が増えている方が多いこともあって、「コロナ痩せ」が少し話題になっている気がします。
自宅で外食よりヘルシーな食事をとったり、昼休みにジョギングしたり。在宅勤務のおかげで、より健康を意識した生活が可能になり、そのため体重が減っているようです。
実はコロナ痩せの“流行”に、イギリスの七面鳥もノっていることが、テレビなどで話題になっています。クリスマスシーズンに、イギリスの伝統食に一体何が?
農家の戦略転換で小型化
最近テレビを見ていると、気になるニュースが。イギリスでは今年、体重を減らした小型の七面鳥がよく売れているといいます。
イギリスでは日本のお正月のように、一年間の中で最も重要なイベントであるクリスマスに多くの家庭ではテーブルに七面鳥が並びます。アメリカの感謝祭(Thanksgiving)の日にもよく食べられる七面鳥ですが、ある説によると、もともとガチョウを食べる習慣があったイギリスにアメリカから「輸入」され、餌代が安価で多くの人にとって買いやすいことを追い風に「ガチョウ替わり」として定着してきたといわれています。
そして、そんな七面鳥が今年は体重が減っている理由はもちろん、コロナです。イギリスでは感染者の増加が止まらず、政府が集まりの人数制限も含め、徹底した感染防止対策を講じています。当然、クリスマス会もその影響を受けます。
そんな中にあって、農家が戦略転換したのが、少人数でも食べきれる小型七面鳥の飼育だとのことです。エサの配合を変え、例年は10キロ以上でも珍しくない七面鳥の体重を4キロ前後に抑えているといいます。
工夫を凝らしてニュー・ノーマルを模索
とにかく、クリスマスには七面鳥は欠かせないという、イギリス人の心。コロナ禍の中、ニュー・ノーマルを探る今年も、農家や家族はサイズを小さくしたり、クリスマス会の人数を減らしたりするなど、様々な工夫を凝らしつつ、伝統的な食文化を守ろうとしています。
イギリスでは今、いち早くワクチン接種も始まり、コロナの収束を目指し、様々な対策が講じられています。
大学もその例外ではありません。マスク着用の義務化やソーシャルディスタンス、消毒の徹底はもちろん、オンラインと対面の授業を組み合わせた「ブレンド型学習」を導入し、学生と教員の安全を守るようにしています。
beoの特設サイトではイギリス大学のコロナ対策について、最新の情報をまとめています。イギリス留学をお考えの方は、ぜひご覧ください。