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英タイムズ紙が選ぶ「今年の最優秀大学」決定…選出理由は今年話題になった『あの』問題への取り組み

今年の最優秀大学は?”University of the Year 2020”が決定

英タイムズ紙が発行している高等教育情報誌のTimes Higher Education(THE)が毎年、ひとつのイギリス大学に送るアワード ”University of the Year”。

2020年という激動の年に、栄えあるこの賞に輝いたのは、アストン大学(Aston University)です。
アストン大学は、黒人・アジア人・少数民族の学生と、白人の学生間の成績の差をなくし、サステナビリティ(持続可能性)を重視し、取り組みを継続していることから、年間最優秀大学に選ばれました。

この問題の対象は、『BAME(Black, Asian and Minority Ethnic)』の人たち。今年はアメリカでのブラック・ライブズ・マター(Black Lives Matter)も大きく問題となりましたし、新型コロナウイルス感染拡大により、アジア人が差別を受けているというニュースも、今年になって目にした方もいるのではないでしょうか。

大変残念なことですが、やはり国外には「差別」が存在しています。これを書いているbeo広報担当(入江)も、海外留学に行った際は差別を実際に目の当たりにしました。

大きなことから、小さなことまで、それは、ふとした瞬間に「あれ?」と感じるだけのことなのかもしれません。やっていないつもりでも、その人にとってはそう捉えることだった、そんなすれ違いも多々起こります。

まず、個々人で大切なのは、お互いをきちんを認め合うこと。人種の違いはもちろんあって素晴らしいものです。互いの文化や制度の違いを理解し合うこと、そしてリスペクトすること。すぐにではなくても、その小さな意識のベクトルで、変わってくるはずだと思うのです。

もちろん、個人での意識付けではどうすることもできないこともあります。BAMEへの取り組みは、アストン大学だけでなく、引き続き各大学の大きな課題となっています。

例えば、シェフィールド大学やブリストル大学なども調査を定期的に行い、「大学内でしっかりとこの問題について臆することなく話すことが不可欠だ」としてしっかりとしたサポート体制を引くことを強調(下記記事参照)しています。

シェフィールド大学:Why universities must improve race equality

ブリストル大学:Black Asian and Minority Ethnic students

アストン大学の学生たちから見た実際の取り組みとは?

下記の動画の中では、BAMEへの不平等性が引き起こす学生間のギャップについて、アストン大学の取り組みや、今後さらにどういったことを行う必要があるのかを提案しています。学生目線から見たBAME問題はどう映っているのか、実際の声をぜひお聞きください。

Closing the BAME attainment gap at UK universities – Salma and Amna

 アストン大学についてもっと詳しく

差別のない世界、環境を目指して大学はしっかりと対策を考案し、サポートを行っています。もし留学先で少しでも渡航先で感じたことがあれば、大学側はいつでもどんなことでも話を聞き、相談にのる体制を整えているので、話をしてみてください。安心してキャンパスライフを送ってくださいね。