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シェフィールド大学がイギリスの農業改革に挑む

目指すは「健康な土、健康な食料、健康な国民」

「気候変動を背景に、農業のサステナビリティの向上は喫緊の課題。農業の様々な関係者と密に連携し、『現場に近い』視点で農業改革を実現したい」

そう語るのは、イギリスのシェフィールド大学サステナブルフード研究所のDuncan Cameron教授です。サステナビリティ(持続可能性)を切り口にした教育・研究に力を入れるシェフィールド大学はこのほど、健康な土、健康な食料、健康な国民(Healthy soil, healthy food, healthy people)を目指す大型研究プロジェクトに着手しました。

プロジェクト名はそれぞれの頭文字をとって「H3プロジェクト」。イギリスの農業のサステナビリティを高め、輸入への依存度を減らすとともに、より健康的な食料の提供を可能にしたいとしています。

米『ビジネスインサイダー』によると、イギリスは食料の約80%を海外から輸入しています。イギリスでは園芸の文化が花開き、国土の多くを農業ではなく、庭園に使っていることが背景にあります。コロナ禍の影響でイギリスのスーパーマーケットでパスタや小麦粉が品薄状態になるなど、ここにきて、輸入への依存度が問題視されています。また、イギリスの農業は農薬を大量に使用するなど、エコーや消費者の健康に十分に配慮していないことも指摘されています。

 

現場に密着し問題点を洗い出す

そんな中、シェフィールドは、リーズ大学やブリストル大学のほか、イギリス政府やビジネス界の専門家と手を組み、600万ポンド(約8億4000万円) の研究費を投じるH3プロジェクトによって「イギリスの農業と食料供給の根本的な見直し」を目指すといいます。

H3プロジェクトでは、現場に密着し、農場や食料を加工する工場、小売店などフードシステム全体の問題点を洗い出します。環境にやさしく、なおかつ消費者の健康にもよい食料づくりの具体策を提案して農業改革を進める方針です。

プロジェクトの目玉として、土を使って野菜を栽培してきた既存の農場に水耕栽培の仕組みを取り入れ、農薬を必要としない野菜づくりを可能にしたいとのこと。水耕栽培はエコー性に加え、農作業の効率もよく、栽培量を増やして輸入依存度を減らすために有効な手段になるとみています。

栽培する野菜の種類は健康維持の効果が高いとされるものを多くし、消費者の食卓にヘルシーなものが並ぶように後押ししたい考えです。

 

目指そう! サステナビリティの専門家

日本でも昨今、国連が掲げる「SDGs」(持続可能な開発目標)が浸透。農業をはじめ、サステナビリティに関する認識が高まっています。この分野に精通する人材がまだ少ない中、サステナビリティ専門家はニーズが高まり、あらゆる業種の企業から注目されています。

サステナビリティの最先端を走るシェフィールド大学。ここに留学すれば、最新の知識を得て、身をもってあらゆる場面でサステナビリティの実現に携わることができます。あなたもサステナビリティについて学び、注目分野のプロを目指してみませんか。

 

シェフィールド大学について

  

イングランド中部にキャンパスを置くシェフィールド大学は、イギリスの有名な「赤レンガ大学群」のひとつです。ラッセル・グループ(大規模研究型大学)にも名を連ね、ノーベル賞受賞者や国際社会のリーダーを輩出しています。「QS世界大学ランキング 2021」で93位にランクインするなど、質の高い教育・研究が国際的に評価されています。

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