英語圏にも「訛り」がある!標準英語を使う国に留学すべき?
英語圏の国といっても国によって様々な訛り方や、発音の違いがあります。
この、「英語圏における訛り」は田舎や都会などを表すものではなく、生まれた国や地域などによって異なるもので、日本の国内で数多く存在する地方語(方言)の訛りとは少し認識が異なります。
代表的な例だと、代表的な例では、イギリスRPの(Received Pronunciation)やアメリカのGAE(General American English)が挙げられます。ブリティッシュ英語、アメリカ英語、と、一度は耳にしたこともあるのではないでしょうか。アメリカ英語では”R”を少しオーバーに発音する一方、イギリス英語では”R”を少し弱めて発音するなど、それぞれの国によって標準的な発音は異なります。
しかし、前述のように英語圏の国において、英語の発音やアクセントなどの違いは国や地域の差によるもので、どの国の英語が標準であるといったものは実はありません。とはいえ、教材で使用する発音やテレビのアナウンサーの発音などには、国によって基準を設けている場合があります。
「留学先の訛りが酷くて他国に行った時に通じなかったらどうしよう?」といった心配は、留学前に考えてしまうものです。しかし留学は、発音の違い、訛り云々よりも、『あなた自身が何を学ぶために海外留学をするのか』という目的意識を持って決断するもの。英語の発音も留学先を決める判断材料のひとつになるかもしれませんが、あまり重視せず、自身の目的や将来を見据えて留学先を選ぶことが大切です。
もはや常識!?留学期間中はできるだけ
日本語を使わないようにすると英会話力は確実に伸びる
「なんだそんなことか!」と、思われた方もいらっしゃるかもしれません。あなどるなかれ、これがなかなか現地では難しいのです。
留学先では、できる限り日本語を使わないように、と最初のうちは意識も努力もできるもの(ちなみに、海外の大学や大学院への留学をお考えの方は、そもそもの初期レベルが海外大学の授業についていくためのものなので、この部分ではそこまで苦労することはないかもしれません)。しかし、慣れない土地で、知らない場所で、言葉が通じないもどかしさや辛さは、日本では味わったことのない経験です。日本の英語教育は基本的に文法メインなので、『英会話』する回路がまだできていないものなのですね。これが急に留学した途端、バチっと働くかと言われれば、無理ですよね。
そんな時に、先に留学した日本人に学校などで出会うと、そして「お茶でもどう?」と言われると、これはもう神様のように見える…かは、その人次第ですが、あれよあれよという間に「日本語使っちゃった」時間が増えてしまうのです。
留学期間中、どんなに日本語を使わないように気を付けていても同じ国の人同士で集まってしまうこともあります。もちろん、情報を交換したり、モチ ベーションを高めたりするためにも海外でコネクションを作ることはとても良いことなのですが、やはり日本語で話してしまっては、留学の意味がありません。その話す空間が、海外出張版『日本』になってしまいます。
そういった時は、積極的に海外からの留学生たちも交えることで、日本語に偏ることなく英語を話すことができます。英語で会話をする機会を上手に作っていくことが重要なポイントのひとつ!日本人同士で集まる場合は英語を使うなどのルールを決め、お互いに英会話力を高めるようにしましょう。
また、1人でいる時でも、普段日本語で考えていることを英語で考えるようにするのも英語上達には効果的です。生活の中の小さな行動に対しても英語で考え、わからない表現や単語はその場で調べるようにしてみましょう。「こういう時はどういうのかな?」「豆腐って海外表記もTofu?なすびは?白菜は?」など、日常生活の中でも自分へのクイズ形式で過ごすと、意外と単語が頭に入ってきているものです。このように思考を英語で行うようにすると、ボキャブラリー を増やすことにもつながります。
留学中に英会話力が上達するためには、座学も必要ですが日々の小さな機会が大切です。その積み重ねが、半年後、1年後に大きな身を結ぶことになります。ぜひ臆せず楽しんでチャレンジしてみてくださいね!