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イーストアングリア大学 翻訳コース留学までを振り返って

2016年11月14日 (月)

イーストアングリア大学 翻訳コース留学までを振り返って

平野 雄治 さん
大学院留学 イギリス 長期 大学生

留学先:イーストアングリア大学 University of East Anglia
コース:MA Applied Translation Studies
期間:2016年9月~

2年の準備期間を経て、2016年秋から大学院留学を実現させる平野雄治さん。念願のイーストアングリア大学の修士課程、翻訳学コース留学の前に、今までの準備とこれからのお気持ちを伺いました。

beoに初めてカウンセリングに来てから2年の間、どのような変化がありましたか?

2年前、初めてbeoに来たときは不安でいっぱいでした。理系の大学に在籍し、留学生や留学・英語に興味を持った人が周りにほとんどいない環境の中で、留学をするのか、英語を勉強するのかと自問自答が絶えず、不安でした。でも、beoに来てそれが払拭できました。
自分のやりたいこと、勉強したいことは何なのか、目標や夢は何なのか、考えてカウンセラーさんと相談することで、なりたい自分の姿が見えました。そして、それが英語を勉強することであり、翻訳・通訳の勉強をイギリスですることだとわかりました。自分のあるべき姿が明確になったからこそ、今も英語の勉強は続けられているし、留学の実現ができたのだと思います。

そもそも、なぜ英語の勉強を始めようと思ったのですか?

もともと英語は嫌いではありませんでしたが、英語に対して劣等感のようなものがありました。
勉強熱心な理系の友人には負けたくない、文系の英語力を超える英語力を身に付けたい、と思い始め、電車の中でも英語の勉強をするようになり、英語に触れる時間が増えていきました。そんな時、大学の授業で読んだ、物理の本が面白くなくて(笑)。もっと面白い本はないのか、と考え探した時に、日本語に訳されてない本がたくさんあることに気が付いたんです。世の中に知られていない本は山ほどあって、言語という壁のせいでそこにアクセスできない現実があって。それがもどかしく、面白い本をもっと世の中に出すべきだし、自分も読みたい、そう思ったときに、英語が必要だと改めて感じて英語の勉強を本格的にしよう、と決意しました。

英語を勉強していて、楽しいと思うきっかけや瞬間はありましたか?

本を読むことは好きで、日本語・英語に限らず本は読んでいました。英語を勉強するにつれて、洋書がスラスラ読めるようになりたいな、と思う瞬間は多くありました。でも現実は厳しくて、気になっていた英語の本を読んでみたら、全然読めなかったんです(笑)。でも英語の勉強は続けていて。ある程度時間が経った後に、同じ本を読んでみると前よりは読めるようになっていたんです。そこで、自分の成長というか、英語力が少し上がったんだな、と実感できたことは嬉しかったですし、その気持ちはモチベーションにも繋がりました。

2年もの準備期間の間、どのようにモチベーションを保っていたのですか?

もちろんモチベーションを保つことは大変でした。自分の英語力の向上に少しでも気付ける瞬間があったのは、モチベーションにもつながりましたが、IELTSのスコアが足りなくて、毎日のようにIELTS対策に明け暮れた時もありました。 しかし、自分の夢である海外大学院留学を実現するための夢の途中だと思うと、頑張らなくちゃと奮い立たされました。IELTSスコアを無事にクリアして大学院から無条件合格通知がもらえたらイギリスに行ける、やりたい勉強ができる、身に付けたいスキルが身に付けられる、そう想像したら頑張らずにはいられませんでした。

2年の間には留学フェアのイベントだけでなく、体験レクチャーにも多く参加し、自分の英語力の向上とモチベーションの維持につなげました。 実際にイギリスで行われている授業が日本で、しかも無料で受けられるんですよ!

留学フェアは計4回(春と秋開催で、2年間の準備期間中の全てのフェア)に参加し、自分の興味のある分野の体験レクチャーにも参加しました。参加すると、同じ目標のもと頑張ってる人がいることを知れて励みになったし、自分よりもっと流暢に英語で意見を言っている人がいるのを見て「みんなすごい」と思い、自分ももっと頑張らなくちゃと思っていました。僕の場合は「前よりも聴き取れるようになった!」と英語力が伸びている確認もできるので、継続して参加して、レベルチェックの場としても活用していました。

大学によっては、個別相談会という形で、30分間大学スタッフと直接話せるイベントもbeoさんで開催しています。僕は幸いにも、翻訳学の講師とも話す機会に恵まれました。相当緊張しましたが、個別の質問にも答えてもらえるし、「頑張ってね」と直接励ましてもらえて嬉しかったです。

留学を実現するに当たり、様々な悩みもあったと思います。 平野さんにはどのような困難があり、どのように乗り越えられたのですか?

失敗も苦い経験も、僕の糧になっていると、振り返ってみて感じます。
周りに大学院留学を目指す人が殆どいない環境の中で、自分の夢や気持ちを共有できなかったので、自分の道が正しいのか悩んだことはありました。自分ひとりで進めていくので心細く感じたこと、不安ももちろんありました。ただ、準備をしていく中で、人とは違う道かもしれないけど、それは自分の好きなことをしているだけで、自分の道なんだと少しずつ実感できるようになりました。そして、自分の道を歩むことで、自分自身が自立してきているんじゃないか、とも思えるようになりました。人と違うことをすることに恐れがなくなり、逆に自分の自信になっていると今は思っています。これで精神的にも強くなったんじゃないかな、と思います。

経験しなければ分からないことも多いです。僕の場合は留学フェアやイベントに参加して回りから良い影響をもらったり、翻訳ボランティアも経験しました。イーストアングリア大学のあるNorwichへ語学留学できたことも大きかったです。

もちろん英語にもたくさん苦しめられました!喋ることが本当に苦手でしたし、IELTSスコア取得にも苦労しました。語学留学では思うように英語が喋れず「I’m sorry」と何度言ったか分かりません。でもこうした前に進んでいる感覚が持てるようになると、もう少しやってみようと思えるんです。小さな「できた」の積み重ねでここまで来れたと思います。

エージェントを通して、留学準備をしてみてどうでしたか?

beoさんと知り合えて本当に良かったです。
自分一人では絶対できなかったし、安心しながら海外大学院留学の準備ができたのはbeoさんのおかげです。不安や心配があるときは聞ける安心感も実際ありましたし、頑張ったら褒めてもらえるだろうな、って思っていたこともありました(笑)。

beoさんで開催されるイベントを通して、同じ大学に留学する人と友達になれましたし、同じ目標のもと「一緒に頑張っていきましょうね」と言い合える中にもなれる人も見つかりました。現地に行ってからもおそらく、会ってお話しする関係なんだろうなと思います。

自分ひとりで準備することももちろんできるとは思いますが、エージェントを通すことで、同じ目標の人と出会うきっかけができたり、留学準備として体験授業に参加ができたり、メリットが多かったと思います。未知の世界に飛び込むことは難しいし、チャレンジングだと思いますが、こういう繋がりができると思うと、絶対飛び込むべき機会だと思います。

留学を目指す人へのメッセージ

あきらめないでください!本当にやりたいことなのであれば絶対にあきらめないはずです。
あきらめないでほしい、というのが1番伝えたいことです。僕ですらできたんですから。理系から文系に転身して、英語のバックグラウンドもなく(留学経験もなく、TOEIC 400点台からのスタートです)、誰に英語を教えられるわけでもなく自分一人で学んで、良い大学に通っているわけでもなく、本当にごく普通の一般的な人間でもできたので、みなさんにもできる、ということをまずはお伝えしたいです。

悩む日もあると思います。僕自身にも実際ありました。そんな時は何が問題なのか考えてみてください。不安のもとを見つけ出してみてください。どうしたらそれが克服できるのか、あきらめる前によく考えてください。そして、周りの人に相談してみてください。beoさんのカウンセラーさんでもいいですし(どっしり構えてくれているはずです)、周りの友人でもいいと思います。不安を課題に変えることができれば、対策ができますから。
考えて、考えて、本当にやりたいことなのであれば絶対にあきらめないはずです。突き進むだけだ、と最後には思えるはずです。夢を、やりたいことをよく考えて、あきらめずに突っ走ってください!