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【新連載:留学体験談】大河内洋介さんが語る「30代からのビジネススクール留学体験」①新たな冒険への招待(渡航前~英語準備コース)

大河内 洋介(おおこうち・ようすけ)さん

2021年秋からイギリスのエジンバラ大学ビジネススクール修士課程マネジメントコース「MSc in Managementへの留学中。

エジンバラ大学へ留学中の大河内さんからのリアルな留学体験談を連載でお届けします!

今回は、『新たな冒険への招待』というタイトルで、大河内さんの留学の決心から事前英語準備コース(プリセッショナルコース)を受講した感想について詳しくお伝えします。

大学院留学をご検討中の方やエジンバラ大学に興味がある方はぜひお読みください。

現地から留学体験レポートをお届けします!

皆さん、初めまして。大河内洋介と申します。埼玉県出身の34歳です。
学習院大学卒業後、地方自治体、経営コンサルティング会社での勤務を経て、今年の7月からイギリスのエジンバラ大学ビジネススクール修士課程マネジメントコースに留学しています。

この連載では、ある程度の実務経験を積んだ私が、新型コロナの環境下で留学する中で、感じたことや学んだことをお伝えします。毎月少しでもためになる情報をお届けできたらと思いますので、1年間お付き合いくださると嬉しいです!

ところで大学院って9月スタートでは?と思った方、勘が良いです。今回私は、修士コースで求められている英語条件を満たすため、事前英語準備コース(プリセッショナルコース)から参加しました。連載第1回目は、留学の動機や渡航前後の動き、プリセッショナルコースの様子を中心にお話ししたいと思います。

近いようで遠かった海外に乗り出す

子供の頃から、叔父の転勤先のインドネシアに滞在したり、高校時代には夏休みに1ヶ月間アメリカ(カリフォルニア州・アリゾナ州)に交換留学したりと海外は比較的身近に感じていました。また、祖父が都立高校の英語教師だったこともあり、英語に親しみやすい環境でもありました。そのような背景から「いつか留学したいなあ」という気持ちはずっと持っていましたが、なかなか動き出すことができないままでいました。

ただ、35歳までには海外の修士課程を修了するという人生設計や、一定の実務経験を経て今度は理論を深めたいと思ったことから、今回の決心に至りました。とは言っても、留学は間違いなく人生の一大事です。仕事から一度離れることや高齢の祖母に会えなくなることなど、様々な制約の中でも、理解を示し背中を押してくれた職場の皆さんや家族に、まずはお礼を言わせてください。また、推薦状執筆を快く引き受けてくださった大学時代の指導教官の先生、前々職の上司の方にも心から感謝申し上げます。

不安の先にあった光景

渡航前1ヶ月半は特に慌ただしかったです。ビザの申請や学生寮探し、仕事の引継ぎなど、あっという間に時間が過ぎていきました。1つ1つの留学準備を正確に速やかに行うコツは、何事も前倒しで動くこと、beoのサービスを徹底的に活用することの2つにあると思います(特にビザ申請サポートは、お金払ってでも受けた方が良いです!)。担当カウンセラーの吉積さんには、些末な質問にも丁寧に回答いただき、精神的なサポートを含めて、本当にお世話になりました。

吉積さんからは「飛行機に乗ってしまえば腹は決まる」というアドバイスをいただきましたが、本当にその通りで、渡航前の不安が嘘のように現地に着いてからはイキイキしていました。もう引き返せない状況で何かが吹っ切れたのだと思います。乗り換えのヒースロー空港で日本人留学生と知り合い、彼も同じ大学、同じ寮という中で初日から助け合えたことも思いがけない幸運でした。

渡航後は10日間の自主隔離が必要です。到着のおおむね2日目と8日目に陰性検査を自室で行い、検査キットをポストに投函するルールで、それ以外の外出はできませんでした。外の様子が分からないため、まだエジンバラにいる実感はわきません。ようやく隔離が終わった日に次の滞在先に向かう道中では、写真でしか見たことのなかった街並みが目の前に広がり、本当に留学に来たんだなあという想いがこみ上げて、じーんと来るものがありました。あのときの感動はずっと忘れられないと思います。

多様性の中で即戦力を養成する

私は6週間のプリセッショナルコースを受けることになりました。6週間のうち、最初の2週間は完全オンライン、後半4週間は対面とオンラインの併用です。9時から12時半(休憩30分)が授業で、1日最低3時間は自習に充てるように指導されました。完全オンラインで有意義な学習ができるのかという点は心配でしたが、結果としては杞憂でした。対面さながらにパワフルな講義が初日から展開され、受講生の熱意も高かったことから終始緊張感を維持することができました。

後半4週間は、週に2~3日が教室での講義でした。私のクラスは14名で、中国の方7名、タイの方3名、台湾の方2名、日本人2人という構成です。教室の方がディスカッションがはかどることはもちろんですし、受講生との雑談を通じて多くの友達ができまし

た。中国やタイの皆さんが、自分よりも日本のアニメに詳しいことには驚きましたね。お互いの国の言葉を教えあう中で、英語の国に来ているのに、中国語も少し話せるようになりました。

肝心の授業内容は、修士コースで必要となる知識を得て、経験を積めるものでした。具体的にはエッセイ執筆の講義、個人でのエッセイ執筆とプレゼンテーション、グループでのプレゼンテーションとディスカッションです。このほかに、修士コースの先生が交代で週に1回講義をしてくださり、9月以降の授業の雰囲気を体感することもできました。

知識面では、文献引用の方法、アカデミックな表現の仕方、盗作を防ぐための方法等、修士コースですぐに役立つ知識を身に着けられ、経験面では、1,400単語のエッセイ執筆を行いました。テーマである「コロナ禍でのCSR(企業の社会的責任)活動」について深く考え、様々な文献を調べながらエッセイを書きあげる訓練ができました。個人プレゼンも含めて、締め切りに向けてタイムスケジュールを引く技術は一度PDCAを回したからこそ向上したものだと思います。同時に、グループワークを通じて、異なるバックグラウンドを持つ者同士が協働する上で必要な心構えを体得できました。人は多様でありそれぞれに価値があるという当たり前のことを、身をもって学んだところです。自分の英語力不足や思考不足という課題に気付けたことも大きかったですね。

バッターボックスに立つ

コースでは、クラスから1人受講生代表(representative student)を出すということで、思い切って立候補しました。役割としては、受講生の意見をまとめて大学当局に届けるというものです。多国籍のクラス全体に目を向け、意見を集約して提言する経験をできたことは貴重でした。

前職の代表からは日ごろから「自らバッターボックスに立ちなさい」と指導されており、まさに留学というチャンスは率先して打席に立つ(成長機会をつかみにいく)ことでより意義のあるものになると実感しました。 最終日には私の呼びかけで、クラス全員から先生に寄せ書きをお送りしました。どうやら寄せ書きは日本ならではの文化らしく、中国の友人からはあまり経験したことがないと教えてもらいました(もちろん、快く書いてくれましたよ)。先生が感激してくださったことが何よりですが、クラスメートに呼び掛けて外国の方に喜んでいただくという経験も、1つの成長機会になったと思います。 コースは全体を通じて結構ハードで、大学当局としては、修士コースに耐えられるようにあえてそのように設計しているということでした。ときに徹夜し、ときに仲間と助け合うなかで、苦労しつつも多少は通用するという感覚をつかめたことは、修士コースに進むうえでとても有益だったと感じています。また、早くから現地生活に馴染めたことも大きな利点でした。そのような中で、一抹の寂しさを覚えつつも怒涛の6週間を終えました。

読んでくださった皆さまへ

気付けば長文になってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。渡航直前の不安感、渡航後の心境の変化、コースを通じて得た学びなどを少しでも追体験いただけていたら幸いです。
一歩踏み出すことはとても勇気のいることですが、新たな冒険に乗り出すからこそ、今の想像の範囲を超えた学びをたくさん得られるはずです。この連載を通じて、かつての僕のように、何となく不安だ、留学は色々大変そうだと、ついつい「できない理由」を探してしまっている方の背中を押すことができたらと思います。

次回はWelcome Weekの様子や修士コース開始直後の様子などをお伝えする予定です。おまけでエジンバラの名所カールトン・ヒルからの風景をご共有しますね。

エジンバラ大学について

エジンバラ大学(The University of Edinburgh)は1583年に設立された歴史のある大学で、スコットランドの首都エジンバラにキャンパスを置きます。QS World University Rankings 2022では、世界16位に選出されたイギリス名門大学で、自然科学の分野でスコットランド最大規模の学部を有しています。同大学では300以上のコースが提供され、なかでも会計学、考古学、経営学、英語・英文学、工学、哲学、心理学などの25分野で高い評価を得ています。留学生の数も多く、国際色豊かな環境で学習することができます。コースは、教育水準がイギリス最高レベルと認識されている言語学や、100年以上の歴史を誇るスクールで学ぶMBA(経営学修士)、国際・ヨーロッパ政治、環境と開発などが支持を得ています。

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