「クローバ。今日のニュース教えて~」。私(beo広報担当)は少し前からラインのAI(人工知能)スピーカーを手に入れ、朝起きると、ニュースや天気予報を聞くのが習慣になっています。
AIスピーカーの中で有名なのが、アレクサというコマンドで操作できるアマゾンの「エコー」。米アマゾン・ドット・コムはこのほど、米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)との提携を発表し、アマゾンのAI技術をGMの車に搭載していくことを明らかにしました。「アレクサ。○○への道を教えてちょうだい」。AIがナビしてくれる時代はそう遠くないでしょう。
人工知能は、急ピッチで開発が進んでいる車の自動運転のコア技術にもなります。AIといえば、米国や中国などが先端を走っているのですが、彼らに負けまいと、オーストラリアの大学も研究に力を入れています。
クイーンズランド工科大学(QUT)は人間と同じくらい賢く、確実に目的地へたどり着く自動運転の開発に取り組んでいます。コンピューターが人間の脳のように映像や音声といった情報を記録して学習する技術を駆使し、AIの判断力を向上。時間帯や天気によって街の風景が変わっても、車が環境を正しく認識してルートを間違えないようにしているといいます。夜中や雨の日でも自動運転の精度が上がり、移動が楽になりそうです。
QUTがあるオーストラリア北東部のクイーンズランド州は土地が広く、海もきれいなので、ドライブに最適です。同大学の「賢い車」はまだ商用化されていませんが、実現すれば、運転は車に任せて、食事したり、昼寝したりしながらのドライブを楽しむことも夢ではないかもしれません。
【この記事は、2019年秋に公開したフェイスブック投稿を再構成したものです。】