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デザインとビジネスが一緒に学べるってホント!?ロンドン芸術大学「デザインマネジメントコース」の魅力とは?

はじめに

ゴールデンウィークもそろそろ終わるころ、お仕事や学業にも本腰をいれる時期にはいるのではないでしょうか。留学についても皆さんそれぞれのプランをお持ちかと思いますが、お休み気分を切り替えて、一層真剣に考えてみるのもいいかもしれませんね。

アートやデザイン、メディアなどのクリエイティブ分野の勉強に興味があるものの「アートって就職出来なさそう」「絵は得意じゃない」「どこで学んだらいいのか迷う」と躊躇される人も多いのではないでしょうか。先日、今ビジネスに「クリエイティブ思考」「デザイン思考」が求められていることについてお伝えしました。今回は、アート関連の分野の学びに興味がある方、またアート留学をすでに検討している皆さんに、更に詳しく最新の日本とイギリスの美大・芸大の学びについてお伝えします!

日本の美大・芸大、今何を学べるの?

日本国内では東京藝術大学をはじめ、多摩美術大学、武蔵野美術大学、東京造形大学、女子美術大学、日本大学藝術学部で構成される「東京五美大」をはじめ全国に様々な美大・芸大があります。出版、広告、ファッション、映画、自動車、家具、建築、アニメなどクリエイティブ系の会社への就職も多く、いずれも都内にキャンパスを置いていることなどから、いわゆる「東京五美大」はアートやデザインに興味のある学生にとっては特に人気のある学校です。

中でも多摩美術大学は2020年9月に最近社会人向けの講座「TCL」を開講しました。デザインで培われる思考方法やスキルに着目し、それをビジネスにどう活かすかを考えることがねらいです。いっぽう武蔵野美術大学でも、将来実社会やビジネスの場などでも応用できるスキルの習得を目指す「クリエイティブイノベーション」学科を2019年4月に新設しています。デザイナーやアーティストを目指す学生だけが集まるイメージが強いことから、将来の選択肢へ不安を感じる学生も多かった美大・芸大ですが、時代の変化に合わせ、世の中のニーズに合わせた教育が提供されるようになっています。

日本の大学とは『ひと味』違う!?海外アート大学も魅力がいっぱい!

さて、同じクリエイティブ関連のことを学ぶ場所として、海外アート大学はどうでしょうか。今回はイギリスの名門ロンドン芸術大学(UAL)の「デザインマネジメントコース」を例にご紹介します。UALは国際的なクリエイティブ産業の中心地・ロンドンにキャンパスを構えるアート・デザイン、ファッション、メディアに至るまでクリエイティブ関連の様々な分野を学べる世界第2位の有名校です。ちなみに先日美術界で歴史ある賞のひとつ「ターナー賞」の最終候補者(全4名)が発表されましたが、その内3名はなんとUALの卒業生でした!

さてコースの内容をお伝えする前に、「デザインマネジメント」という言葉について、なかなか聞き覚えが無い方も多いかもしれません。「デザインマネジメント」とはビジネスの経営手法を意味する言葉で、会社のビジネスの目標やゴールを「デザイン」を通じて達成しようという手段です。洋服やお店の内装、自動車、家電製品の形状にいたるまで今私たちの生活は「デザイン」と密接につながっていると言えます。こうした今の生活に欠かせない「デザイン」を使って、ビジネスを動かそうという経営手法です。

UALの「デザインマネジメントコース」は、デザインを活用したビジネスの世界で活躍できる学生の育成を目指すコースです。デザインがビジネスの場でどのように関わり、活用され、影響を与えていくのか、論理的かつ実践的に学んでいくのが特徴です。カリキュラムにはビジネスの場でも役に立つコミュニケーション、プレゼンテーション、リサーチといった科目も含まれており、関連業界との共同プロジェクトやコラボレーションがあることも魅力です。ちなみに当コースの卒業生の約95%は就職や進学を選び、ミュージアム、メディア関係、出版、教育、イベント関係など活躍する業界もさまざまです。

おわりに

UALでは、この他にもグーグルなど世界中の企業とネットワークがある「イノベーションマネジメント」 、企業とのプロジェクトを通じて、より実践的なデザインを学んでいく「サービスデザイン」といった、ビジネスに深く関わる実用的スキルを身につけられるコースをたくさん提供しています。

名実ともに兼ね備え、また「クリエイティブ産業」の本場・イギリスにあるUALで、デザインとビジネスの関わりについて深く学んでみてはいかがでしょうか。ご自身のスキルを磨くだけではなく、それが将来ビジネスとどうつながっていくか、卒業後のキャリアやキャリアアップを考えるうえでも大きな助けとなること間違いなしです!