日本人に人気の開発学を学ぶ国として、イギリスをイメージされる方は多いと思いますが、実はランキングの上位校にはオーストラリアの大学が多いことをご存じでしょうか?
その中でも今回は、世界大学ランキング34位にランクインし、開発学分野では世界ランキング10位(QS世界大学ランキング 2024)の高い実績を誇る、 オーストラリア国立大学(Australian National University, ANU)をご紹介します。
太平洋地域に特化した開発学修士は1年で取得可能
多民族国家であるオーストラリアは多くの国際援助を行っており、太平洋地域に焦点をあてた研究が盛んです。
「留学後はアジアを中心に活躍したい」と考えている方には特におすすめの国なのです。
ANUでは、太平洋地域に着目した開発学コースMaster of Pacific Developmentが開講されています(1年コース) 。
このプログラムでは、太平洋地域に影響を与える経済発展、社会的課題、政治・ガバナンスに関する問題を深く掘り下げながら、太平洋地域開発の複雑さを論理的に基礎から学ぶことができます。
すでに太平洋地域の政策に関わっている方から研究者まで、より深い知識を得られるプログラム構成になっています。
また、研究者や、政策、外交に携わっている第一人者との繋がりを得られることもこのコースのおおきなメリットのひとつです。
そのため、卒業後に政府/国際機関や民間企業、NGOなどで働きたい人にもおすすめのプログラムです。
Master of Pacific Development が動画でわかる!(Youtube)
このコースを開講している学部、 College of Asia and the Pacific(アジア太平洋学部)では他にも国際関係学、アジア太平洋、平和と紛争、行政学など、日本人に人気のコースを多く開講しています。
例えばMaster of Asian and Pacific Studies(2年コース)。
このプログラムでは、アジア太平洋に焦点を当てたさまざまなコースを提供しており、ご自身の興味に合った専門分野を極めていくことが可能です(政治、歴史、文化、ジェンダー、翻訳など)。
卒業生はメディア、教育、コンサルティング、政府機関などの多業種で活躍中です!
ちなみにオーストラリア国立大学は政治学でも世界8位という高い実績を誇っているので、政治の世界でキャリアを積みたい方にもおすすめです(QS世界大学ランキング2024)。
多くの大学スタッフも感じている、ANUの魅力とは
ANUは研究者の養成に力を入れる「研究型大学」として環境や社会の問題解決を目指し、最先端の教育と研究に注力しています。
創立当初から、アジア太平洋地域、物理、医療、経済など、幅広い分野の研究に率先して取り組み、オーストラリアに多くの貢献をしてきました。
学生・大学スタッフに聞いた「ANUの魅力」
・学生と教授の関係性が良好、アットホームな雰囲気!
・教育の質が高く就職がしやすい環境
・キャンベラは一度住んだら離れられない魅力的な街
と、多くの回答が。
教授の多くが研究者という事もあり、学生が最先端の課題に触れられる事も多く、「常に新しい事に挑戦する環境」は学生と教授の相互に良い影響をもたらしているようです。
また、ANUは他大学と比較して学生数が約25,000人と少数精鋭(その約半分は大学院生)。一人ひとりの学生に目が届きやすい環境なので留学生には心強い大学です。
また、ANUにはアジア各国の政府や企業、研究機関などで世界的に活躍する若い学生も集まっているそうです。そういった方たちとのネットワーキングが出来るのも、この大学に留学するひとつの魅力です。
知ってる?オーストラリアの首都キャンベラ
ANUはオーストラリア唯一の国立大学であり、首都キャンベラにキャンパスがあります。
キャンベラはメルボルンから北東に660km、シドニーから南西に280kmの内陸部に位置するオーストラリア首都特別地域内にある都市で、約47万人の人々が暮らしています。
四季があるため日本人には馴染みやすく、世界で最も犯罪率が低く安全な街の一つです。街には「国立」と名の付く博物館、図書館、政府機関などが多く点在しており、住人の多くは政府機関、教育、メディア関連の仕事に携わっているそうです。
オーストラリアといえばシドニーやメルボルンを思い出しがちですが、キャンベラは生活に必要なものはすべて揃っている都市です。ビーチはありませんが、留学生にとって魅力がたくさん詰まっているので、ぜひ情報収集してみてください!
大都会の喧騒からは離れているので、落ち着いて勉強に集中したい方にはおすすめの環境です!
最終更新日:2024年5月31日