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30代でイギリス大学進学、学歴コンプレックスを払しょく!~「社会人になってからの留学」だからこそのメリットとは?~

この記事を書いた人

Yukinaさん

2022年9月よりイギリスのリーズ大学学士課程「Sociology BAコースに留学中。

ニューヨークの語学学校に短期留学後、事務職や飲食店で働きながら、さらなる英語力向上のため、東京の外国語の専門学校に入学。卒業後は長期留学を目指し、大学進学準備コース(NCUK IFY)に入学し、加盟大学のリーズ大学へ進学。

皆さん、こんにちは。リーズ大学で社会学を専攻しているYukinaと申します。

今回は社会人になってからの大学留学を検討している皆さまへ、私が30代で大学留学に挑戦した経緯や実際に留学をして感じるメリットについてをシェアしたいと思います。また後半では現在通っているリーズ大学に進学しようと思った理由についても少しお話したいと思います。

30代で大学留学に挑戦、学歴コンプレックスを払しょくしたい!

私は、恥ずかしながら高校を卒業していません。中学生の頃は勉強が本当に不得意で、赤点を取るなんてことも珍しくなく、補習の常連でした。将来の夢もとてもざっくりとしたものでした。そんな中、高校進学とともに仕事を始めました。

仕事を続けるうちに仕事の楽しさから「高校なんて意味ない」と思うようになり、その結果、高校を中退し、仕事一本の人生が始まりました。この仕事は将来の夢に直結しているものだったため、そのまま25歳まで続けました。

その後、25歳で夢に敗れ、退職。そして、「英語を喋れるようになりたい!」という理由で気づけばニューヨークの語学学校にいました。3ヶ月だけの短期留学でしたが、この経験は今の私に繋がるものとなりました。

帰国後は事務職や飲食店などで働きました。その後、30代に入ってから、時間ができた時にもっと英語の勉強をしたいと思い、東京の外国語の専門学校に入学しました。ニューヨークから帰国後に、高卒認定資格を取得をしていたので、問題なく入学できました。

専門学校卒業後のキャリアを考えた際、自分の英語力に満足できていなかったため、長期の留学をすることに決めました。その際、語学学校に留学するという選択肢もありましたが、自分の学歴にコンプレックスを抱えていたので、大学を卒業したい!と強く思い、この歳になってからの大学留学を目指すことになりました。その後、beoの大学進学準備コース(NCUK IFY)を経て現在に至ります。IFYでの経験については、また別の機会にご紹介させていただきますね。

▲ニューヨーク留学時

実際に留学してみて感じた「社会人になってからの留学」だからこそのメリット

留学を決める際に、「もういい歳なのに」「大学なんて今更いっても意味ないよ」なんてネガティブなことを言う人がいたり、自分の中でも「世間体」が気になったりして、大人になってからの大学留学について悩む時期もありました。しかし今は思い切って留学を実現することができてよかったと心から思っています。

ここで私が実際に留学して感じた3つのメリットについて紹介します。

メリット①勉強へのモチベーションが高く、学びにより集中できる!

多くの社会人の方は、仕事やライフイベントなど、多くの選択肢の中から、さまざまな可能性を考慮した上で「留学」を決断していると思います。そのため、留学へのモチベーションが高く、現地でしっかり勉強したいという気持ちが強いです。

もし私が高校を卒業してそのまま大学進学していたら、遊びたいという欲に負け、授業をサボってしまったりなど、ひどい学生生活になっていたかもしれません。あんなに勉強が嫌いだった私が、今楽しんで学習できているのは、社会人として多くの経験を積んで「学生として勉強したい!」という高い目標を持つことができたからだと思います。

メリット②鍛えられたメンタルで留学中の困難も乗り越えやすい!

年齢を重ねていく上で、仕事や日常生活などでさまざまな困難に直面し、その都度鍛えられた精神力があります。

実際に私も現地に到着して、周りの学生の9割が高校を卒業したばかりの学生で、正直話やノリが合わないと感じることもありました。もちろん友達を作りたいとも思いますが、友達がすぐにできないからといって、落ち込んでしまうことはないです。「最初はこんなもんか」と自分を納得させられますし、大学院コースに通う年の近い学生と交友関係を広げるなど機転を利かして行動できています。

メリット③社会人学生だからこそ受けられるサポートや使える施設!

私のように高校から直接大学に進学していない21歳以上の学生をイギリスでは「Mature student」と呼びます。多くのイギリスの大学ではMature student向けのサポートが充実しており、専任のアドバイザーとの個別面談や大学生活に関するイベントなどが用意されています。

私が通っているリーズ大学にもLifelong Learning CentreというMature studentをサポートする施設があります。さらにリーズ大学にはMature student限定の勉強スペースも用意されており、私もよく利用しています。

最終進学先、リーズ大学を決めた理由

私が数あるイギリス大学の選択肢から最終的にリーズ大学を選んだ3つの理由についてシェアしたいと思います。

理由①大学進学準備コース(NCUK IFY)から進学できる名門校

▲リーズ大学キャンパス

大学進学準備コース(NCUK IFY)から進学できるイギリス大学の選択肢は豊富にありましたが、中でもリーズ大学はイギリスの名門校群であるラッセル・グループに所属する大学であったことがとても魅力的でした。

先日キャサリン妃が大学のイベントにいらっしゃった時は「これがラッセル・グループ所属校なのか」と改めて、名門校だと実感しました。また日本の大学から来ている交換留学生の友人が、インターンシップで行ける会社が名だたる有名企業ばかりだと言っていました。名門校だからこそ築ける有名企業とのコネクションなのではないかと思います。

理由②学びたかった社会学をとことん学べる環境

▲社会学の授業で使った資料

リーズ大学は私が専攻として学びたかった社会学が強かったことも選んだ理由の1つです。2023年版のQS 世界大学ランキング 社会学部門ではイギリス国内TOP15入りしています。

実際にコースでは社会の構造などを哲学や心理学、人文学的な要素も含みながら包括的に学ぶことができ、自分の知見を広げることができていると実感しています。英語で社会学を学ぶのは大変なことも多いですが、このコースを選択して本当によかったと思います。

理由③勉強に集中できる落ち着いた街

▲リーズの街の写真

東京で生まれ育った私としてはロンドンのような大都市ではなく、田舎の落ち着いたエリアに留学したいと思っていました。リーズの街は「田舎」と「都会」の両方の良いところを兼ね備えているちょうどいい街です。

バスや車で10分も行けば、自然がたくさんあります。街の中心地であるCity centreはちょうどいい大きさで、バスがたくさん走っているため移動も不自由ないです。もし、もっと田舎の方だったら、買い物など大変だったかなと思うと、この街は非常に私に合っていると思います。

読んでくださった皆さまへ

今回は私が30代で大学留学に挑戦した経緯や社会人になってからの大学留学のメリット、リーズ大学を選んだ理由についてお伝えしました。

皆さんの中には、学歴コンプレックスや学び直しなどさまざまな理由から、「Mature student」としての留学を考えている方がいらっしゃると思います。そんな方に一つ言えるのは、留学の挑戦に年齢なんて関係ないということです。人生は一度しかありません。だったら、やりたいことをやらないと損です!

私も実際にイギリスに来て日本で感じていた「世間体」や「しがらみ」から解放されて、純粋に勉強を楽しむことができています。留学はしたいけど勇気が出ないなって思っている方も、ぜひ一歩踏み出してみてください。

今後はMature studentとしての留学生活やその楽しみ方などをシェアして、留学をご検討中の皆さんの少しでもお役に立てるような記事を書いていきたいと思います。次回もお楽しみに!

リーズ大学について

リーズ大学(University of Leeds)は1904年に設立された大学で、イングランド北部リーズにキャンパスを置きます。QS World University Rankings 2023では、世界TOP100に選出されたイギリス名門大学で、研究部門を強みとするイギリス名門校群「ラッセル・グループ」に所属しています。学生数39,000人以上の大規模校で、137か国から学生が集まる「留学生に人気な大学」としても有名です。特にビジネススクールは三大ビジネススクール認証機関であるAACSB、AMBA、EQUISのすべてからトリプル認証を受け、国内外から注目を集めています。