「海外留学をするなら日本人が少ないエリアでしっかり英語を身に付けたい!」というご相談をいただくことは多いです。本日はそんな方におすすめな、オーストラリアにあるフリンダース大学をご紹介します。
Flinders University(フリンダース大学)は1966年に設立された、南オーストラリア州のアデレードに位置する大学です。キャンパスは緑豊かな丘の上に建っており、アデレード都市圏を見渡せます。2023年度のTimes Higher Education世界大学ランキングでは世界の上位2%にランクインしたトップ大学の一つです。日本人に特に人気の分野はビジネス、工学 、教育学や看護学で、過去には宇宙飛行士の毛利衛氏も博士号を取得されました。
キャンパスがあるアデレードってどんな街?
▲画像引用元:Flinders University
アデレードは南オーストラリア最大の都市で、日本からは乗継便を利用して約15時間の距離にあります。シドニーやメルボルンと比較すると日本人が少ないため、日本人の少ない環境で勉強をしたい方にはおすすめの渡航先です。
アデレードのその他特徴:
- 夏は25~35℃、冬でも10~15℃。湿気もなく過ごしやすい!
- 日本との時差はサマータイムで+1時間30分、それ以外の期間は+30分のみ
- フェスティバルの街として知られ、一年を通して数多くの芸術、スポーツ、文化イベントを開催
- 車で約1時間の距離にあるバロッサ・バレーはワインの産地として世界的に有名
アデレードは街がコンパクトにまとまっており、生活に必要なものへのアクセスが良いため、「20-minute city」とも呼ばれています。また、メルボルンやシドニーと比較すると生活費を13~16%抑えられるため、資金面でも学生に優しい街です(生活費には光熱費やインターネット、食費、家賃、交通費、雑費などが含まれます)。そのような特徴から、2021年には「もっとも住みやすい都市」世界3位(オーストラリア1位)に選ばれました(The Economist Intelligence Unit’s Global Liveability Index)。
2024年に新キャンパス「Festival Plaza」 がオープン
アデレードの中心地に、この度新しいキャンパス「Festival Plaza」がオープンします。2024年2月から利用でき、近くには The Switchという寮も完備されています。キャンパスの目の前には電車の駅があり、メインキャンパスであるBedford Parkにも約20分でアクセスが可能。学生は市内中心部やその周辺を簡単に移動することができます。
キャンパスは8階建てで、日本人に人気のビジネスやコンピューターサイエンス、国際関係学のコースに加え、政府の仕組みや動きを学べる行政学、専門性を極められるビジュアル・エフェクト(3Dアセット、アニメーションなど)のコースを提供しています。 (※他キャンパスで同じコースが開講されている場合、出願時にキャンパスの選択が必要)
新しい都市キャンパスは、企業や政府機関へのアクセスも良いため、授業や研究を通しコネクション作りはもちろん、パートナーシップを活かした学びの場も提供しています。
▲画像引用元:Flinders University
フリンダース大学の強みは「高い就職率」
フリンダース大学の強みの一つに、その就職率の高さが挙げられています。 独自の求人情報を扱っているうえ、面接練習や職務経歴書などの書き方サポートはもちろん、年間を通して約200もの無料イベントやウェビナー、ワークショップを開催し、学生・卒業生をサポートしています。
実際、Quality Indicators for Learning and Teaching (2021 年) が発表した政府のデータによると、フリンダース大学は大学院生の就職率においてオーストラリア国内で第1位を獲得しています。
大学が特に力を入れているのが、企業との繋がりを活かした教育です。 学部・修士課程の約80%のコースに組み込まれている、Work Intergrated Learning (WIL) は 200以上のパートナー企業・団体と提携を結んでおり、実践的な職務経験を積めるプログラムです(ビジネス関連のコースに関しては、すべてのコースにWILが組み込まれています)。
提携先の例:PwC、マクドナルド、EY、BankSA、南オーストラリア州政府など
WILで携わった企業にそのまま就職する学生も多く、学生が即戦力で活躍できるスキルを身に付けている証明にもつながっています。
▲画像引用元:Flinders University
新キャンパスのおすすめコース
前述したとおり、新キャンパスではさまざまなコースが開講されますが、中でもおすすめはWILを満喫できる3種類のMBAです。
①Master of Business Administration (Specialisations)
ビジネスとマネジメントを希望の特定分野と掛け合わせて学べるプログラムです。選択できるエリアには、マーケティング、財政、人事管理、ビジネス分析などがあります。例: Master of Business Administration (Human Resource Management)
コースは2年で、職歴や関連学位は不要のため、ビジネスを基礎から包括的に学ぶことが可能です。在籍中に最大36週間のWILに参加でき、コースで学んだことを実践するためのプロジェクトにも取り組みます。
②Master of Business Administration (Future Business)
最速(12か月)でMBAの取得を目指すプログラムです。様々な企業や団体、国際機関などの組織でリーダーとしての役割を担うことができるスキルを身につけます。
出願するにあたり職歴は不要ですが、関連学位は必要です。短期間のコースでありながら、最大26週間のWILを受けることが可能です。ワイン/観光に関する起業家プログラムを選択することもできます。
③Master of Business Administration (Industry Focused)
卒業後に働きたい業界が明確な方を対象に構成されたプログラムです。コースは2年で、出願するにあたり関連学位が必要です(一部関連職歴も必要)。また、出願審査の過程ではインタビューが求められます。
1年目はマーケティングや経済、金融、法律などの学習をし、 2年目はビジネスモデルや企業財務などを学びつつ、最大36週間のWILや起業家プログラムを選択することが可能です。
おわりに
▲画像引用元:Flinders University
気候が良く、日本との時差がほぼないオーストラリアは日本人の留学先として人気です。1年間で取得できるMBAプログラムもあるので、真新しいキャンパスでスキル・キャリアアップを目指してみてはいかがでしょうか。
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