日本で大学受験をする時、偏差値を基準に考える方は多いのではないでしょうか?
しかし海外では偏差値のような数値はほとんど使われておらず、なにを基準に志望校を絞れば良いのか悩んでしまいます。
コースの内容、立地、学費、入学条件など、確認すべきポイントは色々ありますが、 偏差値の代わりに基準として使えるのが【大学ランキング】です。
ランキング=受験の難易度と捉えがちですが、その評価項目は多岐に渡ります。
例えば、
・論文被引用数(論文が他の論文に引用された件数)
・雇用者からの評判
・留学生比率、国際性など 幅広い評価基準が設けられています。
世界には様々な大学ランキングが存在していますが、留学生の多くが参考にしている主要なランキングは主に以下の4つです。
・QS世界大学ランキング /QS World University Rankings
・THE世界大学ランキング / THE World University Rankings
・世界大学学術ランキング (上海ランキング)/ ShanghaiRanking (Academic Ranking of World Universities)
・U.S. News 世界の大学ランキング/ US News and World Report Best Global Universities Rankings
今日は上記ランキングがどのような評価指標を持っているのか見ていきます。
各ランキングの評価指標
QS世界大学ランキング /QS World University Rankings
イギリスの高等教育機関である Quacquarelli Symonds が、世界の大学・教育機関を調査・評価したものです。2024年度は1,500校(104か国)を対象に評価。
「学界からの評判」「論文引用数」「留学生の割合」など、多岐にわたる指標で評価を行っており、2024年度からは、「サステナビリティ」「雇用結果」「国際研究ネットワーク」の3つの指標が追加されました。
THE世界大学ランキング / Times Higher Education (THE) World University Rankings
イギリスの高等教育専門誌が評価するこのランキングは、「教育」、「研究環境」、「研究の質」、「産業界との繋がり」、「国際性」の5つの分野をさらに細分化し、各大学を評価しています。
2024年度は1,904校(108の地域)を対象に評価。
世界大学学術ランキング (上海ランキング)/ ShanghaiRanking (Academic Ranking of World Universities)
高等教育に関する研究を行っているShanghaiRanking Consultancyが発表している同ランキングは、2003年から実施されている世界の大学ランキングです。「ノーベル賞やフィールズ賞を受賞した卒業生やスタッフの数」「サイエンス紙とネイチャー紙に掲載された論文数」「被引用数の多い論文を執筆した研究者の数」など6つの指標でランキングを作成しており、対象となっている大学は2,500校以上にのぼります。
U.S. News 世界の大学ランキング/ US News and World Report Best Global Universities Rankings
元々はアメリカ国内の大学・カレッジをランク付けしていた同ランキングですが、2014年よりその評価対象をアメリカの大学およびその他95ヵ国の教育機関へと広げました。 最新ランキングで評価対象となった教育機関は2,011校です。
指標となっているのは、「グローバル・地域での学術研究の評価」「国際的なコラボレーション」「被引用数の影響度」など、13の指標に基づき決定されています。
ランキングをうまく活用し、志望校を見極めよう
各ランキングの指標を見てみると、大学の研究機関としての位置付けがいかに大切かが見えてきます。
そのため、大学をリサーチする上では「大学で何が学べるか」「どういう教授がいて、なにを研究しているか」などを深堀りできると、より留学の満足度を上げることが可能だと思いますので、参考にされてみてください。
受験してみたい志望校が決まったら、留学の実現に向けて準備を進めていきましょう!
beoでは留学を目指す皆さんを応援しています。
まずは情報収集もかねて、お気軽にご相談ください。
最終更新日:2024年5月7日