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【簡単解説】留学に必要なIELTSの特徴、IELTS for UKVIとの違いは?

留学を考えている方はIELTS(アイエルツ)というテストについて聞いたことがある方も多くいらっしゃると思います。IELTSという言葉は知っていてもどんな試験なのかは詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。志望校からの合格を勝ち取るため、IELTSについて知ることはとても重要です。このブログでは、これから留学のためにIELTSの受験を検討されている方へ、そもそもIELTSってどんなテストなのか、改めてIELTSのテストの概要やIELTS for UKVIとの違いについて解説します!

留学に必要なIELTSってなに?

IELTSは、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダなどの英語圏での就学や就労を希望する人の英語能力を証明するためのテストとして、国際的に広くみとめられた「英語運用能力テスト」です。世界で10,000以上、多くの海外教育機関で出願・入学の際の英語力証明として受け付けられています。

IELTSにはいくつか種類がありますが、海外留学に行く際に必要なテストは、「Academic Module(アカデミック・モジュール)」という種類で、学術・教育場面を想定した内容での問題が多く出題されます。

テストの内容は?

IELTSでは下記の4つのスキルのテストを行います。

  1. ライティング:エッセイ2問/60分
    • 2つのエッセイ(Task 1、Task 2)を制限時間60分で書き上げます。Task 1は、チャート、図、グラフ、調査結果等で示されている情報を説明するか、または物事の過程などを説明するエッセイです(150語以上/時間目安20分)。Task2は、提示されるトピックについて自分の意見を説明するエッセイです(250語以上/時間目安40分)。
  2. リーディング:40問/60分
    • 長文読解の問題です。3つの種類のパッセージ(課題文)があり、それぞれに13~14問の問題が出題され、全部で40問の問題を解きます。長文の内容は、実際の広告や公的文書、新聞、書籍、雑誌などから抜粋されています。
  3. リスニング:40問/30分
    • 4つのセクション(1セクション10問)があり、計40問を制限時間30分で解きます。その後解答転記時間10分(ペーパー版の場合)、または見直し時間2分(コンピュータ版の場合)があります。セクション1と2は、一般的な生活場面の設定、セクション3と4は、学術的な内容の話や教育の場面での設定になります。イギリス、オーストラリア、アメリカ、カナダ、ニュージーランドなど、様々な国のアクセントで話されます。
  4. スピーキング:11分~14分
    • 試験官との1対1での面接式テストです。3つのセクションに分かれていて、時間は全部で11~14分です。1つ目は、自己紹介や試験官が提示する日常生活に関する質問に答えます。2つ目は、スピーチです。その場でトピックが与えられ、1分間の準備時間後、1~2分間のスピーチをします。3つ目は、2つ目のスピーチのトピックに対して、試験官から質問されるので、質疑応答のディスカッションになります。

テストのスコアについて

テスト結果は1.0~9.0のバンドスコアで、スコアは0.5刻みで示されます。 ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの4つのセクションごとのスコアと、4つの平均値のオーバーオール・スコアが与えられます。留学に必要なスコアは、4つの各セクションのスコアとオーバーオールのスコアの両方で定められている場合もあるので注意しましょう。留学先のプログラムによって要求されるスコアは異なりますが、下記が目安です。

  • ファウンデーション(大学学部進学準備コース):5.5~
  • 大学学部:6.0-6.5~
  • プレマスター(大学院進学準備コース):5.5~
  • 大学院:6.5~

オックスフォード大学やケンブリッジ大学などのトップ校では、大学学部・大学院ともIELTS7.0~7.5以上が求められます。留学先が求めるスコアを把握して、必要なスコアが取得できるように計画的に準備と対策をしていきましょう。

IELTSについてもっと知りたい方はこちら

「IELTS for UKVI」ってなに?「IELTS」とはなにが違うの?

イギリス留学をご検討されている方は「IELTS for UKVI」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。「IELTS for UKVI」は、UKVI(=イギリス入国管理局)指定の環境下で受験するIELTSで、すべての留学レベルで認められている最も汎用性の高い試験です。
「IELTS」と「IELTS for UKVI」は、申込の窓口や、受験料などが異なるものの、留学の場合にはAcedemic module(アカデミックモジュール)を受験することや、テストの内容、留学先から求められるスコアも一緒です。そのため、テストの対策については、「IELTS」と「IELTS for UKVI」の区別はしません。

「IELTS」か「IELTS for UKVI」どちらを受けるべき?

では、「IELTS」か「IELTS for UKVI」か、どちらを受ければよいのでしょうか?

IELTS for UKVIの受験が必要になる可能性がある方は、イギリス留学を検討している方です。留学のためにイギリスの学生ビザを申請する場合、「IELTS for UKVI」の受験が必要となるケースがあります。ただ、イギリス留学をするすべての留学生が受験が必要となるわけではありません。

大学・大学院レベル以上のコースへ留学をする目的で学生ビザの申請をする場合は、多くの場合、留学先の教育機関は「IELTS for UKVI」以外の英語スコアでも英語力審査が可能であり、留学生は「IELTS」でも「IELTS for UKVI」でもビザ申請が可能となります。しかし、大学・大学院コースの前に英語コースなどを受講する場合には、「IELTS for UKVI」が必要となるケースもありますので、自分の留学先が「IELTS for UKVI」を必要としているかどうかを必ず確認しましょう。

また、いずれのテストも公式テストセンターのウェブサイトから申し込みができますが、テストセンターによって申し込みできるテストの種類(IELTS、IELTS for UKVI)や、会場、日程が異なります。自分が希望するテストに正しく申し込みをできるように注意しましょう。
※本ブログの内容は、2021年7月時点の情報です。

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留学に向けては、自分が求められているテストの種類やスコアをしっかり把握することや、目標のスコアを達成できるように対策をしていくことが重要です。独学での勉強に行き詰まっている方、しっかりと効率的・効果的に対策をすすめたい方は、対策コースを受講することが得策です。
beoカレッジでは、IELTSに精通する講師が、目的・レベルに合わせてさまざまなIELTS対策講座を開講しています。また、本番の試験を受ける前に試験の練習をしたいという方や、現在の実力を知りたい方は、IELTSオンライン模擬テストを受けることもできます。英語学習やbeoカレッジのコース、 IELTSオンライン模擬テストについて知りたい場合は、お気軽にbeoカレッジにご相談ください。beoカレッジは、皆様のIELTSスコアアップを応援します。

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