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MBA取得におすすめ!「トリプルクラウン」の称号を持つイギリスのトップビジネススクール4選

キャリアアップやキャリアチェンジを考えている方から人気を集めるMBA(Master of Business Administration、経営学修士号)プログラム。企業の幹部職や経営のプロフェッショナルを目指す人を対象としており、アカウンティング(会計)やファイナンス(財務)、人事・組織戦略、マーケティングなど、実践的なビジネス知識・スキルを身に着けられる学位取得プログラムです。

MBAは日本国内で取得できますが、「外資系企業に就職・転職したい」「グローバルに活躍できる人材になりたい」などの思いから、海外の大学院へのMBA留学を目指す方が多いのではないでしょうか?

しかしながら、いざリサーチを始めてみると、どの国へ留学するか、どのビジネススクールへ出願するかなど、数多くの決断をする必要が。また、「MBA留学のため、2年間も離職して大丈夫だろうか」「海外で取得したMBAの学位を、日本で正当に評価してもらえるのだろうか」といった疑問や不安も生まれる可能性があります。

そこでおすすめなのが、「トリプルクラウン」の称号を持つビジネススクール。AMBA(Association of MBAs)、AACSB(Association to Advance Collegiate Schools of Business)、EQUIS(European Quality Improvement System)の3つの認証機関から国際認証を獲得したビジネススクールのことで、世界中のビジネススクールのわずか1%(約15,000校のうち約100校)がこれに該当します。これらトップビジネススクールの多くがイギリスにあること、そしてイギリスでは1年間のフルタイムコースでMBAを取得できることから、社会人のMBA留学先はイギリスが一推しです。

この記事では、トリプルクラウン校であるイギリスのトップビジネススクールを4つご紹介します。

Lancaster University(ランカスター大学)

ランカスター大学

イングランド北西部の都市ランカスターの郊外にキャンパスを構えるランカスター大学。イギリスの主要大学ランキング(The Times and Sunday Times Good University Guide 2022、The Complete University Guide 2023、The Guardian University Guide 2022)のすべてにおいて15位内にランクインしている名門校です。研究が盛んな大学として知られており、2021年度のResearch Excellence Frameworkでは、同大学で行われている研究の91%が “world leading”(世界を牽引している)あるいは “internationally excellent”(国際的に優れている)と評価されました。

MBAコースを提供しているLancaster University Management School(LUMS)は、2021年度のResearch Excellence Frameworkにおいて、“research power”(研究のスケールや質を表す指標)でイギリス第1位に選ばれたビジネススクール。フルタイム(1年間)のMBAコースに加え、働きながら学位取得を目指すビジネスパーソンを対象としたパートタイム(2年間)のExecutive MBAコースもあり、いずれも英エコノミスト誌の「Which MBA?」ランキングでイギリス国内トップ10にランクインしています。

ランカスター大学のMBAコースは、学生が能動的に学ぶ環境を重視しており、インタラクティブなディスカッションやグループワークを中心に授業が進められます。アカウンティングやファイナンス、マーケティング、オペレーションマネジメントなどの専門知識を身に着けると同時に、チームワークやプレゼンテーションなど、組織のリーダーに必要不可欠なスキルもを磨くことも可能。コンサルタントチームの一員としてKelloggやMicrosoftなど世界的大手企業が抱える課題に取り組む、という実践的な授業もあるので、卒業後のキャリアをより具体的にイメージできます。

University of Bradford(ブラッドフォード大学)

イングランド北部の都市リーズから電車で約20~30分の位置にあるブラッドフォード大学。「卓越した教育、研究、そしてイノベーションを通して、持続可能な社会・経済の発展を推進すること」をミッションに掲げており、経営学や国際関係学、平和学、工学など幅広い分野でコースを提供しています。

MBAコースを提供しているブラッドフォード大学のSchool of Managementは、イギリスでもっとも歴史の長いビジネススクールの一つ。三大MBA国際認証(AMBA、AACSB、EQUIS)を有しているトリプルクラウン校であることに加え、2021年には名誉あるTimes Higher Education Business School of the Yearを受賞しました。この賞は、同大学が新型コロナウイルス流行期間中に学生や卒業生、地元企業に対して行った支援や経済・社会再生の推進などの取り組みが評価された証です。

ブラッドフォード大学

MBAコースは、経営学についてオールラウンドに学べる通常のMBAコースと、Circular Economy(循環型経済)にフォーカスを当てた世界唯一のMBAコース(Innovation, Enterprise and Circular Economy)から選択が可能。いずれも遠隔学習(distance learning)を取り入れたパートタイムコースで、仕事や家事、育児とバランスを取りながら2~3年をかけて学位を取得できます。一方で、Executive MBAコースは、ブラッドフォード大学のドバイキャンパスにて提供されており、こちらも2~3年をかけて学位を取得できるパートタイムコースです。

通常のMBAコースとExecutive MBAコースは、必須科目でアカウンティングやエコノミクス(経済)、デジタルマーケティングなどの基礎知識を幅広く身に着け、選択科目で特定の分野や業界に特化して学びます。フレキシブルなカリキュラムを提供しているうえ、在学中のキャリアサポートも充実しているブラッドフォード大学のビジネススクールは、「仕事を続けながらMBAを取得してキャリアアップしたい」「プライベートともバランスを取りながら学習したい」とお考えの方に特におすすめです。

Cranfield University(クランフィールド大学)

ロンドンから北へ電車で約1時間、イングランド中部にキャンパスを構えるクランフィールド大学。マネジメントとテクノロジーの分野で修士課程と博士課程のコースのみを提供する、イギリスで唯一の大学院大学です。

クランフィールド大学

1967年創立のCranfield School of Managementは、ヨーロッパでもっとも歴史のあるビジネススクールのひとつとして知られています。業界との強力な連携や実社会に焦点を当てた教育は国際的に高く評価されており、2023年度のFinancial Timesヨーロッパビジネススクールランキングではイギリス国内8位に選ばれました。

「マネジメント手法の改革」をミッションに掲げる同ビジネススクールのフルタイムMBAコースは「The Transformation MBA」というコース名がつけられています。その名のとおり、世界を変える未来のリーダーの育成を目指しており、ビジネス分析やコンサルティングのプロジェクトを通してクライアント企業と協力し、実用的なソリューションを生みだす学習を行っています。また、キャリア構築を目的とした授業も開講。学生がMBAコース修了後にどのようなキャリアパスをイメージしているかを基に、それに沿った学習ができるよう、さまざまな選択モデュールを提供しています。

同ビジネススクールでは、MBA以外にも数々の修士コースがあり、なかでもLogistics and Supply Chain Managementコースは世界12位(イギリス国内2位)Strategic Marketingコースは世界22位(イギリス国内5位)と国際的に高い評価を得ています(2025年度QS世界大学ランキング)。

University of Reading(レディング大学)

ロンドンから電車で約30分の位置にあるレディング大学。教育・研究の質の高さに定評があるうえ、産業界とのつながりも深いことで知られており、2022年度QS世界大学ランキングではイギリス国内トップ30にランクインしています。

レディング大学

1945年創立のHenry Business Schoolは、長い歴史を誇る、イギリストップレベルのビジネススクール。提供されているExecutive MBAコースは、英フィナンシャル・タイムズ紙の2021年度EMBAランキングにおいてイギリス国内で第7位、学生の満足度に関しては第1位に輝きました。

“Global” と “Flexible” という二つのルートから選べるExecutive MBAコースは、いずれもパートタイムで、21か月あるいは27か月で学位が取得可能。Globalのコースは、対面授業のほとんどがHenry Business Schooolで行われますが、アメリカや南アフリカへのStudy visit(研修旅行)もカリキュラムに組み込まれています。Study visitの内容は、現地の新興企業やNGOが直面している課題に直接触れ、チームやグループで解決に向けて取り組むというもの。ビジネスが社会に与える影響について理解を深め、学習したことを目の前で起きていることに適用するトレーニングを積むのが狙いです。

また、Henry Business Schoolは、ドイツやフィンランド、デンマークなど世界各地にキャンパスがあるのも特徴。他キャンパスで行われるワークショップに参加して世界中の学生とネットワーキングできるのも、大きな魅力の一つです。

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