\先輩紹介/
ナツさん
大学院留学 イギリス
留学先 | ダラム大学(Durham University) |
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コース | MA Politics and International Relations (Political Theory) |
期間 | 2021年9月~2022年8月 |
現在のご職業 | 転職活動中 |
Q1.自己紹介をお願いします。
私は5年間の社会経験を経て、もう一度学問に集中したいという思いから仕事を辞め、イギリスに飛び立ちました。そこで得られた経験や友人は刺激的でかつかけがえのないものでした。留学を考えている皆様のお役に立てれば幸いです。
Q2.今回の留学で得た、一番の宝物は何ですか?
友人です。私の大学ではカレッジ制*1が採用されていましたので、17あるカレッジの中から、私は大学院生(修士・博士)だけが所属できるカレッジに入りました。そこは、世界各国からくる留学生がほとんどで、毎日が異文化との関わり合いで、刺激的でした。中には混乱する政治体制を抱える国から来た友人もおり、その人からの話を聞く中で、平凡な日常のありがたみを感じる瞬間もありました。
また、留学生同士だと、互いに母国を離れていることから、すぐに打ち解けることが多く、彼ら彼女らとイギリスの各地域へ小旅行をよくしに行きました。その時の思い出は何物にも変えられない良い思い出です。1年間滞在すると、大なり小なり友人関係のトラブルはありますが、真摯に友人に向き合うことで一つ一つ乗り越えていきました。そのおかげで、友人とは雨降って地固まるかのように一段と深い仲になることもありました。
*1 イギリス特有の制度で、学生は一つのカレッジに所属し、生活や活動を共にする。ハリーポッターのようなイメージで、コミュニティ性の強い制度。
▲カレッジの異文化交流イベントにて
▲カレッジの学術イベントの主催者メンバーと
Q3.現地で生活環境を整えるにあたって役立ったものや苦労したことはありますか?
<役立ったもの>
オンラインバンクとデビットカード。私の周りにはイギリス大手の銀行に口座を作る友人も多くいましたが、彼らは書類を店舗に出しに行かないといけない、かつ2ヶ月ほど審査や手続きに時間がかかっていました。一方で私は着いてからオンラインバンク(店舗を持たない銀行)にものの数分で登録し、その1週間後にはデビットカードが居住先に届き、すぐに使えましたので、非常に便利でした。<苦労したこと>
イギリスでは日本のような野菜や肉を手に入れるのが難しいと感じました。私は寮で自炊をしていましたので、日頃からスーパーに行って買い出しをしていましたが、日本食に便利な白菜や大根はTescoなどの普通のスーパーには売っていませんでした。アジアンマーケットにありましたが、少し値段が高かったです。肉は特に牛肉や豚肉の「切り落とし」(薄くスライスしたもの)の概念がそもそもイギリスにはなかったので、いちいち大きい塊を切らなければいけなかったのが大変でした。
Q4.在学中使用された大学のサポートサービスで、役立ったものについて教えてください。
自分の書いた英文を講師に事前に送って、40分間で添削を受けることができるWriting consultingです。添削後のファイルを送ってもらうこともできて、非常に役立ちましたし、課題のスコアも上がりました。1学期に2回まで受けることができたので、ぜひ皆さんも同様のサービスが大学であれば受けることをおすすめします。
また、キャリアセンターにもお世話になり、マンツーマンの相談の際には就職したい業界についてのウェブサイトなど役立つ情報を教えていただきました。キャリアセンターが開催するイベントも企業との繋がりもできて良いかと思います。
Q5.最後にダラム大学はどのような方におすすめですか?クラスメイトなどを見て感じた「校風」や「特徴」などがあれば教えてください。
・自然が豊かな田舎町で暮らしたい方
・各国からくる留学生と仲を深めたい方(学部生の多くはロンドン近辺など南からくる学生が多く、大学院生は、イギリス人よりも留学生が多いです。)
・大学からの手厚いサポートを受けたい方
におすすめです。
▲ユスティノフカレッジの寮の外観
ダラム大学
ダラム大学(Durham University)ではイギリス伝統のカレッジ制が採用され、学生は所属するカレッジのイベントや寮生活を満喫できます。また、「AACSB」「AMBA」「EQUIS」の3つの国際認定機関から認定を受ける、世界トップクラスのビジネススクールを所有しています。