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【連載:留学体験談】中明日香さんが語る「コロナ時代イギリス留学のリアル」④
お金の支払い方、交通網の使い方、言葉・・・ チャレンジ盛りだくさんイギリス生活

こんにちは。2020年秋からイギリスのキングストン大学で学んでいる中明日香(なか・あすか)です。春に近づいているとはいえ、まだ空気がひんやりと冷たく、暖かくなるまでは時間がかかりそうなイギリス。気候だけではなく、文化や生活様式も日本といろいろ違うところがあります。ということで、今回は知っておくと便利なことや習慣など、私の体験したイギリスを知識としてシェアできたらと思います。ぜひご一読ください!(第一回はこちら 、第二回はこちら、第三回はこちら

私は中学生の時に2週間、学校のプログラムを通してイギリスでホームステイをしました。その時は、イギリス人の生活に浸かり、食生活や文化の違いにとても驚かされました。

ホストファミリーのおばあちゃんのボーイフレンドを紹介された時は、驚きとともになんだかいいなとほっこりした気持ちになり、段々とこの国の魅力を感じたのを覚えています。

4年越しに渡英した私ですが、以前のホームステイの環境とは全く異なり、今回は大学生、いわゆる大人として自立して過ごすことが必要となりました。空港に降り立った瞬間から一人で自立して生活しなければなりません。

私は空港からタクシーで寮に向かったのですが、タクシーの後部座席にカードリーダーがあるのが衝撃でした。

交通ルールの理解も留学体験、二階建てバスに乗るには・・・

イギリスは、ほかにもスーパーでカードしか使えないところもあるほどカード社会です。一時帰国で日本に戻った際は、逆に現金しか使えない場面が多く、今まで気にしたこともなかった現金社会を体感ました。現金社会で生まれ育った私は、未だにカードを熟知していないので不安もありますが、イギリスでは現金で払う機会が少ないので、硬貨を使いこなせるようになるまではまだ当分かかりそうです。

交通面では、ロンドンだとエリアによって「ゾーン1」「ゾーン2」などと区切られていて、それによって電車の運賃が変わったりもします。そういうことを全く知らずに初めて電車に乗った際は、普通の何倍もの値段で間違えて切符を買ってしまっていました。しかし、そんな私に必要不可欠なのがオイスターカードというICカードです。バスは1.5ポンドまたは3ポンドで大体のところに行けます。ロンドンのバスといえば、二階建てで有名ですが、夜中にも走っている路線もあるので便利です。

歩道を歩いていると、バスは大きいので、歩道で歩いている私でも当たりそうなほどスレスレになることもあります。そして、車は基本的に路上駐車されていて、車道がとても狭い中もバスはどんどん走るので毎度、運転手さんに感心しています。

ちなみに、ロンドンの信号はほとんどボタン式なのですが、私の住む町でボタンを押して待つ人をほとんど見たことがありません。私はあまり交通ルールが理解できておらず、十字路だといろいろな方向から車が来るので怖くてしばらく待ちますが、なかなか青にならないのが実状です。

アメリカ英語とイギリス英語が混ざっている「複雑な状態」

英語面を少しお話しすると、私自身、以前1年間アメリカで暮らしたこともあり、アメリカ英語に馴染んでいたのですが、想像以上にアメリカ英語とイギリス英語の差は大きかったです。入学して当初は、まだまだイギリス英語を聞きなれず、苦労しましたが、同じ先生たちの授業を受けているうちに少しずつ慣れてきた気がします。現状、アメリカにいた頃の友達と電話をすると「イギリス英語になってきているよ」と言われるほどになりました。

今は日本人のアクセントでアメリカ英語とイギリス英語が混ざっているという複雑な状態なので、学校が休みの間は語学に力を入れるつもりです。ちなみに私は、イギリス人がよく「ありがとう」や「はい、お願いします」などの意味で使う「lovely」という単語が好きで、日々どうにかこの単語を会話に入れられないかと考えてしまいます。

こうして実践しながら学べると言語を学ぶのって楽しいなと思います。よりイギリスへの理解を深められるよう、これからも文化、英語、習慣などを学びながら、キャンパスライフを最大限に有効なものとしていきたいです。

キングストン大学について

1992年に設立され、ロンドン郊外に4つのキャンパスを置いています。大学ランキング「2021 Guardian University Guide」で、イギリス大学の上位40位に入りました。とくにデザインや教育、薬学、生物科学、看護学などの分野で高い評価を得ています。キングストン大学には16,785名の学生が在籍し、そのうち、3,680名が留学生(2019年)です。国際色豊かな環境で学習することができます。詳細はこちら