「日本との時差が少ない」「天候に恵まれている」「治安が良い」」など留学生にとってのメリットが多いオーストラリア留学。中でも以外と大切なのが「コースのフレキシブルさ」です。
イギリスの大学院はコース期間が1年と固定されているのが一般的ですが、オーストラリアでは入学時期が選べるのはもちろん、持っている経歴によってコース期間が変わることもあります。
様々な選択肢があるため、「〇月まで仕事を辞められない」、「〇月入社に合わせて帰国したい」といった希望に沿うコースも見つけやすいです。
「大学ごとにコース期間が違う=教育に差があるのでは?」と不安になる方もいるかもしれませんが、オーストラリアには「CRICOS」と呼ばれる政府の認可制度があり、教育機関はこの登録が必須となっています。
コースの内容、運営体制などは細かくチェックされ、大学ごとに差が出ないよう国に管理されているため、どこに行っても質が保証されているので安心です!
今日はビジネスコースを通して、オーストラリアにあるフレキシブルなシステムをご紹介していきます。
QS世界大学ランキングの Business & Managementランキングによると、世界トップ100にオーストラリアの大学は6校ランクインしており、日本人にも人気の分野です。
ビジネス以外の分野でもフレキシブルさは共通なので、留学する国を迷っている方はぜひお読みください。
経歴によってコース期間が変わる
すべての大学で同様のシステムを採用しているわけではないですが、オーストラリアの多くのコースでは成績、専攻分野、職歴などによってコース期間が変わってきます。
例えばマッコーリー大学の Master of International Businessの場合、求められる学歴要件は以下です。(Entry requirementsを一部記載)
【2年】 学士
【1.5年】 関連する学士、もしくは学士プラス2年間の関連職歴
【1年】 関連する学士プラス2年間の関連職歴
関連学士:ビジネス、経済、ホスピタリティマネジメント、メディア、PRなど
関連職歴:コンサルティング、貿易、ビジネス分析、商業など
これにプラスで成績や英語の要件が加わりますが、上記要件からもオーストラリア修士の柔軟さが伺えます。一般的に2年コースは分野未経験でも挑戦できることが多いため、新しいことを学ぶならオーストラリアは1番におすすめしたい国です。
逆に関連学位や職歴を持っている場合、コース期間を短くできる可能性があるので、確認してみましょう。(実際コースを短くできるかは各大学の出願審査にて判断されます)
入学要件は細かく記載されているので、志望校を探す際には必ずチェックをしてください!
ちなみにここでご紹介しているマッコーリー大学は、前述したビジネスランキングで世界151-200位にランクインしています。一見ランキングが高くないように感じてしまうかもしれませんが、慶応義塾大学、一橋大学、京都大学も同じく151-200位を取っており、就職活動をする際にも自信をもってアピールできる大学です。
3学期制の大学で、卒業までの期間を早める
クーンズランド州ゴールドコーストの近くには、3学期制のシステムを取り入れているボンド大学(Bond University)があります。2学期制の大学よりも最大1年早く学位を取得することが可能です。
早めに卒業できれば違うことにチャレンジしたり、人より早くキャリアを築いたりなど色々なメリットが!
また、コースが短くなることで、滞在費、生活費などコストも削減もできます!
「早めに卒業できる=他大学より授業/課題が増える」ということではありません。
学期の開始時期は 1月、5月、9月の3回(各13週)なので、2学期制の大学よりは休暇が短くなりますが、勉強から離れるには十分な期間が確保されているので、長期休暇で中だるみすることなく、勉強と休息のメリハリを付けやすいのも3学期制の利点です。もともと3学期制で学生生活を送ってきている日本人にはなじみやすい環境なのではないでしょうか?
年間のアカデミックカレンダーはこちらから
【提供しているコース例】
BBT Global Leadership MBA(1年4か月)
こちらのプログラムは日本のビジネス教育チャンネル・ビジネス・ブレークスルーとパートナーシップを結んでおり、約20年間で1,200人以上の卒業生を輩出しています。
日本からの視点を中心に、アジアおよび世界経済との相互作用を学べるユニークなMBAコースです。
英語スキルを磨きつつ、日本をベースにキャリアアップを目指したい方にはぴったりのプログラム。
もちろん通常のMBAも開講しており、こちらも1年4か月で修了することが可能です。
ボンド大学は学生総数が約5,600人、教員1人あたりの学生数はたったの11人と少人数制を採用することで、個人の特性に合わせたきめ細かな学習指導を行っています。Good Universities Guide「Student Experience(学生の体験)」部門において、17年間連続で1位を獲得するなど、その高水準な学習環境は高く評価されてきました。
一人ひとりに対してケアが行き届いている環境はアットホームなボンド大学ならでは。
和気あいあいとしたコミュニティーで、安心できる留学生活をおくりたい方にはおすすめです!
修士コースだけでなく、学士コースも早めに卒業することができます。
1年コースも開講している
先ほど、学歴・職歴によってコース期間が短縮できる可能性があるとお伝えしましたが、
中には最初から期間が1年に設定されているコースもあります。1年コースの場合は2年コースよりも入学要件が高めに設定されている可能性が高いため、詳細は必ず確認してから出願をしてください。
また、同じ大学だとしても、期間・入学時期はプログラムによって異なりますので、この点も確認してみてくださいね。
【1年コースの例】
メルボルン大学:Master of Entrepreneurship
起業はもちろん、企業をさらに成長させていきたい方にオススメのコース。
実際の起業家と交流する機会も数多くあるため、彼らからリアルなノウハウを学び、得た知識やスキルを実践して行くことができるのも魅力的。
オーストラリア国立大学(ANU): Master of Management
こちらのコースは「マーケティング」、「プロジェクトマネジメント」「リーダーシップ」などから専門分野を選ぶことができるコースで、インターンシップを選択することも可能です。
ANUはトップ大学の1つながら少数精鋭の指導体制をとっている大学のため、教授陣とも密接に関係を築くことができます。
ANUの更なる魅力はこちらから
ここまで、オーストラリアだからこそ選択できる学び方をいくつかご紹介してきましたが、いかがでしたか?今回ご紹介したコース以外にも、オーストラリアには様々なビジネスコースが開講されています。どの大学がご自身に合うかはリサーチが必要ですが、1人で進めるのはとても大変です。
beoではそんな皆さんのお役に立てるよう、きめ細かなサポートを提供しています。
留学に少しでも興味がある方は、ぜひ一緒に準備を進めていきましょう!
最終更新日:2024年5月31日