竹内 誠(たけうち・まこと)さん
beoでNCUK大学院留学準備コースを修了。
2018年秋からイギリスのリバプール大学修士課程サッカー産業MBA 「Football Industries MBA (FIMBA)」への留学を経験。
リバプール大学へ留学された竹内さんからのリアルな留学体験談を連載でお届けします!
今回は、竹内さんが『本当に学びたいことを学べ、キャリアにつながる留学先』をみつけるまでの、留学を決めるきっかけや理由について詳しくお伝えします。
サッカービジネスを勉強されたい方、イギリス大学院留学やリバプール大学に興味がある方など、ぜひお読みください。
留学を決めたきっかけや理由は?
同志社大学卒業後、内資系の製薬会社に営業職として就職しました。実は就職活動が始まる前に、留学に行きたいという気持ちがあったのですが、当時は明確な理由や目的もなかったため、断念せざるを得ませんでした。「働く」という事に、いまいちイメージを見出せないまま就職活動を終えた自分にとって、就職活動は正直満足のいくものではありませんでした。
そのような甘い考えで入社したのですが、社会人として非常に大切なもの物を学ぶ事が出来たと思っています。それは社会人としての基本的なマインドセットであったり、交渉・商談スキルなどのハードスキルです。商談する相手がドクターという事もあり、いかにして短い時間で相手が求めている情報を与える事が出来るかという事を常に考えていました。更に、大病院での営業活動となると、目当てのドクターに話せる時間はわずか5分だったりします。その5分の間に、いかにして相手のニーズを引き出し、製品を採用してもらうかが重要になってくる。このように緻密に行動計画を練るという考え方は、留学時代にも活きたように思います。
職場環境に不満は一切ありませんでしたが、同時に「いつか留学したい」という想いが消える事は一日もありませんでした。ただ「留学する」と言っても、このご時世、語学留学であれば、わざわざ会社を辞めずともオンライン会話で十分だし、会社を辞めてまで留学に行くのであれば、本当に自分が学びたいと思える、かつ、自分のキャリアに繋がらないと意味がないと考えていました。
そんな中、たまたま新聞で「FIFAマスター(スポーツマネージメント教育を専門とする大学院)」のことが書かれている記事を読みました。今思えば、その記事が自分の人生を変えたと言っても過言ではないと思います。世の中には、こんなに魅力的な大学院コースがあるんだと衝撃を受けました。そこから色々と調べ、イギリスのリバプール大学の修士課程サッカー産業MBA 「Football Industries MBA (FIMBA)」にたどり着きました。
自分が飽きずに心の底から好きなもの、それは欧州サッカーであり、当時は、サッカービジネスを専門的に勉強したい&リバプールという街に昔から憧れがあったという理由から、FIMBAを目指す事にしました。また、MBAという資格を取得できるという事も決め手の一つになりました。
そして、そこからは働きながら毎日英語の勉強を行い、同時に情報収集と準備を進めていき、2017年の12月に晴れてリバプール大学FIMBAの合格をもらうことができました。
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留学体験談は次回に続きます。次回は、充実した大学院留学生活をおくるために、竹内さんがどのような準備をされたかをお伝えします。//////////////////////////////////////////////////
リバプール大学について
リバプール大学(The University of Liverpool)は、1903年に大学として認定され、ノーベル賞受賞者も輩出している研究部門の強さで知られているラッセルグループ(研究に強いイギリスの名門大学群)に属する大学です。とくに英語・英文学や機械工学、生理学などの分野で高い評価を受けています。サッカー産業のビジネスをを学ぶことのできるユニークな「サッカー産業MBA(経営学修士)」も人気があります。リバプールの街は文化や芸術により観光都市としても発達し、刺激的な留学生活を過ごすことができるでしょう。