STEP4:渡航前準備編

出願先から合否がでるとひと段落ですが、ここから渡航までに進めるべき準備も盛りだくさんです。
ここでは「学期前英語準備コース」から「パッキング」までの渡航までの準備ステップを解説します。

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渡航前にやっておきたい英語準備

前の項目で条件付合格と無条件合格についてお話をしました。出願時には英語条件を満たしていると理想的ですが、英語のスコアが無くとも出願を出来るコースも多いです。
条件付合格の条件が”英語”になっている場合、渡航前準備を円滑に行うためにもコース開始の5-6か月前には英語条件を達成できるように対策をする事が重要です。
また、英語力証明のために受験する試験(IELTSなど)と現地授業に付いていくための英語スキルは別物です。そのため無条件合格を取得しており、英語条件をすでに達成している方々も、いかにアカデミックな英語スキルを向上させていくかが、留学を成功させるキーポイントになります。
下記では現地でのコース受講開始前に英語力を向上させる選択肢について紹介します。

1. 条件付合格者向け事前英語準備コース

入学条件として求められている英語スコアをIELTSやTOEFLのような試験をもって条件達成していくことが基本ですが、大学によっては条件付き合格者向け学期前英語準備コースを提供しています。名称は大学ごとに異なりますが、イギリスであればPre-Sessionalと言われる事が多いです。
入学条件とご自身の英語力のギャップによって参加出来る準備コースの期間が変わりますので、ご自身が持っている英語スコア、準備コースの出願締切、費用などは早めに確認しましょう。事前準備コースを受講し、規定の成績を修めることが本コースへの入学切符となります。

2. 大学/大学院留学準備コース

上記の基礎的な英語力のアップに特化した内容とは異なり、留学先でよい成績を修めるために必要なアカデミックスキルをカバーできるのが、特徴です。 無条件合格を取得した後は、英語学習を緩めてしまう方が多いですが、英語条件の達成はスタートラインにたっただけ!いかに英語学習を継続できるかが留学の成功のカギになります。
アカデミックな英語スキルを学ぶ事により、授業中のノートの取り方、論文執筆の方法、プレゼンテーションスキルなど、留学先で必要不可欠なスキルを磨いていく事ができます。 留学された先輩の多くが「留学前にもっと英語を勉強していれば」と後悔されているので、後悔しない留学を実現させるために、渡航前にできるだけアカデミックな英語スキルを向上させておきましょう。

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滞在先の種類とそれぞれの特徴って何?

留学先での住居の選択肢といえばホームステイ、学生寮、アパートがあります。あなたの希望のスタイルと予算を比較しながら、ぴったりな滞在先を決めましょう。

ホームステイ

ホームステイをすることで日常生活の中で英語を使うため、語学習得が早くなったり、現地の文化を学びながら生活ができたりするメリットがあります。 また、自分の部屋に最低限の家具がそろっていますし、食事も含まれる場合も多いので、初めての留学の方や短期の滞在の方に向いている滞在方法と言えるでしょう。ただ、ホームステイでは家族の一員として生活をするため、その家のルールや役割分担などはしっかりと守る必要があります。ホームステイ先の生活スタイルを崩すことなく、円満に生活をすることはホームステイの鉄則です。

学生寮

さまざまな国籍をもつ人々が集まる学生寮は、英語だけでなくさまざまな言語や文化にふれることができます。 多くの寮は男女兼用で、一人部屋もしくは同性同士の二人一部屋が用意され、ラウンジやキッチン、シャワーなどが共有とされているところが一般的です。友達が作りやすく、学校にも通いやすい立地にあることが多いため、モチベーション高く勉強できるというのも寮生活の魅力のひとつです。学生寮では共用スペースも多いので、気持ちよく生活するためには寮のルールを守り、ほかの寮生への配慮も必要です。

アパート

アパートは滞在先の選択肢の中で一番自分のプライベート空間が多い選択肢と言えます。アパートと言っても種類は様々で一人で住むためのアパートもあれば複数人で共同生活をするためのアパートもあります。当然一人暮らし用のアパートは高額になりますので、複数人で共同で住むことをおすすめします。またアパートによっては事前に家具が用意されていないところもあるので、家具の有無は必ずチェックしましょう。さらにアパートは実際に部屋を見てから納得した形で契約することが大切なので、留学生活に慣れたころに探し始めるのがよいでしょう。

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どのビザを申請すればいいの?

留学方法によって学生ビザが必要な場合と、不要な場合があります。ビザのルールは国によって違います。手続きや申請に必要な書類、ビザが下りるまでの期間など、各国の情報を調べて留学準備を進めましょう。

滞在期間に関わらず、週18時間以上、英語コースを履修する方は学生ビザ(F-1)が必要です。また滞在期間が90日を超える方は、英語コースを週18時間以上履修しなければならないので、必ず学生ビザを取得しなければなりません。留学期間が90日以内で英語コースの履修が週18時間未満の方は旅行の場合と同様、ESTAの申請が必要となります。

全留学期間が6ヶ月以内の方は、基本的に事前申請の必要はありません。ただし同種のビザで英国へ複数回入国した方は、状況により事前申請が必要です。

6ヶ月以上11ヶ月までの語学留学をする方は事前申請(Short-term study route)が必要です。フルタイム(週15時間以上)で英語コースを履修する必要はありませんが、現地でビザの期間延長はできません。

大学・大学院課程への留学をする方は基本的には学生ビザ(Student route)の申請が必要となり、ビザ取得には一定以上の英語力が求められます。また、フルタイム(週15時間以上)の履修が必要です。

フルタイム(週20時間以上)の履修で、3ヶ月以上滞在する方は学生ビザ(Student)の申請が必要です。3ヶ月未満の方は旅行の場合と同様、ETASの申請が必要です。

6か月未満の留学となる場合はビザ申請は不要です。フルタイムで6ヶ月以上学校へ通う方は学生ビザ(18歳以上の場合はAdult、18歳未満の場合はU18)の申請が必要です。6ヶ月以内でも実習を伴うコースであれば学生ビザの申請が必要になるので、コース内容を確認しましょう。

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備えておきたい、海外留学保険

長期にわたる留学では、いつ病気になったり、事故に巻き込まれたりするか分かりません。たとえば海外では救急車を呼ぶだけで費用を請求されてしまいますし、またホームステイ先や大学寮で物を壊してしまった場合に、数十万円の損害賠償を請求されるおそれもあります。 そのようなときに頼りになるのが海外留学保険。病気やケガの治療費用だけでなく、滞在先に滞在する上での賠償責任など、留学生活のさまざまなリスクを幅広く補償します。現地で安心して生活ができるように海外保険加入も渡航前に必ず済ませましょう。

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余裕をもって航空券手配をしよう!

留学先が決まったらいよいよ航空券の手配が必要です。航空券は値段やキャンセル可否等、航空会社によって規定が様々ですので、購入の際にはベストな方法を比較検討しましょう。また航空券を購入するタイミングとしてはビザ取得後に入国可能日が判明してからがオススメです。早期に購入すると比較的安く航空券を購入することができますが、航空会社によってはフライトの変更やキャンセルに追加料金がかかってしまうこともあります。

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忘れ物をしないようにパッキング!

渡航日が近づいてきたらパッキングを始めましょう。何を持って行くべきか、何を持って行くべきでないかを確認しましょう。また渡航時に持ちきれない荷物は郵送できるので、スーツケースがパンパンになり、航空会社の定める重量をオーバーしてしまわないように気をつけましょう。

機内に持ち込む手荷物に入れるもの

パスポート留学期間をカバーできているか確認。
ビザ留学方法、留学先によっては入国審査の際にビザが発行される場合もある。
学校から送付されてきた書類一式合格通知、滞在先の情報、入学許可証など。
出願書類原本英文最終成績証明書、英文卒業証明書、英語スコアなど。
航空券(Eチケット)短期留学の場合は帰りの航空券の予約表も必要。
海外留学保険の保険証書留学当日に家を出発してから保険期間となる。
携帯電話SIMフリーの携帯であれば、現地で使用可。現地で新たに安価なプランで携帯を購入することも可能。
財布数万円の現金、クレジットカード/国際キャッシュカードを入れておく。クレジットカードは世界的に広く使用されているVISAもしくはMaster Cardが安心。
筆記用具飛行機の中で記入が必要になる書類もある。
パソコン留学先で勉強するための必須アイテム。スーツケースに入れないように注意。
歯ブラシ空港のトイレで歯磨きができるので、手荷物に入っていると便利。
イヤフォンマイク付きだとなおよい。留学先でのオンラインレッスン等にも対応可能。滞在先でも周りに迷惑をかけずに映像視聴等可能。

空港の手荷物カウンターで預けるスーツケースに入れるもの

1週間分の服下着、靴下も最低限の量は持参する。フォーマルな服も1セットあると便利。
履きなれたものに加えて、フォーマルなもの1足とスニーカー等動きやすい靴が1足あると良い。
部屋着またはパジャマ自分の肌に合うものを持参。
1防寒着留学先の気候を必ず確認する。ヒートテックやダウンジャケットがあると便利。
タオル自分の肌に合うものを持参。小さいハンカチタオルもあると便利。
洗面用品トラベルサイズのシャンプー/リンス/ボディソープ、ブラシ、綿棒、髭剃り等、最低限は持参。基本滞在先で揃えられるので必要以上に持参しない。
化粧品自分の肌に合う使い慣れたものを持参。
生理用品海外製のものは肌に合わないという人が多いので、日本で使い慣れているものを持参できると安心。
コンタクト/メガネコンタクトが必要な人は予備や洗浄品も忘れずに。
ポケットティッシュ留学先での生活の際にかばんに入る小さいティッシュがあると安心。
電子辞書留わからないときにさっと調べることができるし、試験の際に持ち込めることもあるので便利。
常備薬使い慣れた薬をある程度持参する、目薬もあると安心。
インスタント食品現地に到着する時間が夜や土日祝日の場合は現地のお店が閉まっていることも想定する。かさばらないインスタント食品等の日本食も少しあると安心。
コンセント変換プラグ留学先のコンセントタイプを確認。
変圧器留学先の電圧を確認。必要以上の家電は持参しない。家電は現地のWebサイトや大学の学生団体コミュニティを通して安価に手に入れることも可能。
充電器パソコン、携帯など持って行くすべての電子機器の充電器を忘れずに。
ドライヤー/ヘアアイロン必ず海外対応のものか確認する。
リュック/小さめのカバン留学先の学校で使うものが入るある程度大きいサイズだと便利。
折り畳み傘留学先で使用するリュックに入るサイズのものがあると便利且つ安心。

あると安心な便利グッズ

延長コードコンセントが滞在先にたくさんない場合に便利。
洗濯ばさみ滞在席に洗濯機と乾燥機はあるが、小さい下着や靴下を部屋干しする際に便利。
文房具日本の文房具は良質なものが安価で揃えられるので、必要最低限持参できると安心。
日焼け止め肌に合う使い慣れているものがあると安心。
スリッパ部屋の中を靴で生活する国の場合でもスリッパがあるとリラックスできる。
耳かき海外には一般的には売っていないので日本から持参すると良い。
爪切り使い慣れたものを持参できると安心。
USBスティック書類を印刷したりする際に便利。
カイロ海外では一般的には売っていないので、いくつか持って行っておくと安心。
クリアファイル現地で資料や課題をまとめる際に便利。

持って行かなくていいもの

寝具ホームステイ、寮であれば部屋に用意されている場合がほとんど。その他アパート等の選択肢の場合は確認が必要。
必要以上の洋服すぐに必要のないものは後日家族に送ってもらうもしくは現地で調達する。
ブランド品/高価なものトラブルの原因になるので、持って行かないようにする。

以下は持って行くべきものをまとめたチェックシートになっているので、ダウンロードして忘れ物がないようにパッキングしましょう。

ダウンロード

忘れ物がないかチェックしながらパッキング!
持ち物チェックリスト

 

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