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<国際女性デー>テクノロジー教育のジェンダー平等を考える~ブリストル大学の取り組みもご紹介~

国際女性デーに考える女性のテクノロジー教育

1908年3月8日、アメリカ・ニューヨークで婦人参政権を求めて起きたデモにその起源があり、1975年には国連によって正式に「国際女性デー」と制定されました。以来、3月8日には、世界規模で様々な取り組みが行われており、欧米諸国では3月中を「Women’s History Month」として、女性の歴史的貢献をたたえる大切な月となっています。

そんな国際女性デーの今年のテーマは、「DigitALL: Innovation and technology for gender equality(ジェンダー平等のためのイノベーションとテクノロジー)」。テーマの背景にはUN Women(国連女性機関)の「Gender Snapshot 2022レポート」によると、女性がデジタル世界から排除されたことにより、過去10年間で中低所得国の国内総生産が1兆ドル減少し、このままではその損失は2025年までに1兆5千億ドルにまで増加すると予測されていることがあるそうです。

本日はこのテーマにちなんで、女性のテクノロジー教育に力を入れるイギリス・ブリストル大学とブリストル大学で活躍する女子学生についてご紹介します。普段はあまりテクノロジーに興味がないという方も、ぜひご覧ください。女子学生の輝いている様子を見ると刺激をもらえますよ!

女性のテクノロジー分野への参加に貢献するブリストル大学

イングランド南西部の港町、ブリストルに位置する、ブリストル大学。イギリスの研究型大学群、ラッセルグループの一員で、研究に強い大学として国内外から人気を集めています。特に工学部が有名で、2022年度のQS 世界大学ランキングコンピューターサイエンス・IT分野ではイギリス国内トップ10にランクインしています。

そんなブリストル大学工学部は2014年5月に女性の工学やテクノロジー分野への参加を促進するためプロジェクト、「Women into Technology and Engineering Compact」に加盟しました。このプロジェクトはイギリスのビジネス・イノベーション・技能省とUK Association for science and discovery centresによる共同プロジェクトです。

同工学部は主な活動内容として、「企業とのパートナーシップの強化(セミナーを担当する女性スタッフや女性メンターの増加)」、「女子学生数の増加(女子学生と対象としたワークショップやプログラムの実施)」、「学内の女性スタッフの増加(女性スタッフの積極的な採用や産休などの勤務形態の確保)」などを掲げています。

女子学生が在学中にアプリ開発!?注目のコンピューターサイエンスコース

同工学部の中でも特に人気コースがコンピュータサイエンスコースです。このコースの最大の魅力ともいえるのが、ソフトウェアエンジニアリング・プロジェクト。学生は実際のクライアントと協力し、様々な問題を解決していくことで実践経験を積むことができます。次の動画では同プロジェクトで活躍する女子学生の様子やプロジェクトの魅力を知ることができます。

なんと動画内の女子学生4名はアプリやウェブサイトを開発したとのこと!Joanneさんは拡張現実でメッセージを送ることができるアプリを開発、SakshiさんはNHS(イギリスの国民保健サービス)のために皮膚がんを追跡するアプリを開発、Teganさんはチューター(個別指導)の役割を果たすアプリを開発、LipiさんはUNICEFのために貧困を測定するウェブサイトを開発し、在学中に将来のキャリアにつながる経験を積まれています。

おわりに

ブリストル大学工学部は工学分野での研究実績はもちろん、女子学生への手厚いサポートも充実しています。また今回紹介したコンピューターサイエンスのコースに加えて、これからコンピューターサイエンスを学びたい方向けの修士コースなど様々なコースが開講されています。ぜひこの機会にコンピューターサイエンスやテクノロジーについて学ぶことを選択肢として考えてみてはいかがでしょうか?

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