B
B
E
E
O
O

\先輩Q&A/博物館学を学びにイギリス留学!~現地博物館での実習の様子から学生必見の節約術までご紹介~

\先輩紹介/

Ayakaさん

大学留学 イギリス

留学先レスター大学(University of Leicester)
コースMuseum Studies MA
期間2021年9月~2022年9月
現在のご職業大学院生(人文系)

Q1.自己紹介をお願いします。

学部時代に学芸員科目を履修するなかで博物館学への関心が深まり、せっかくなら英語のブラッシュアップも兼ねて海外で学んでみたい、と思い大学院留学を決めました。皆さんも留学をしたいという気持ちが少しでもあって、実行に移せる環境にいらっしゃるなら、ぜひ挑戦してみることをおすすめします!

Q2.今回の留学で得た、あなたの宝物は何ですか?

自信と人脈です。大学院で専門分野に関する知識と実践経験を得たことや、海外で長期の一人暮らしを経験したこと、ミュージアムでの2ヶ月の実習を通じて英語を使って仕事をしたことが、自信になりました。また、留学中、様々な人と関わって多様な価値観に触れたいと思い、学業のかたわら積極的にイベントや友達との交流に参加するようにした結果、コース内外で多くの友人ができました。大学院での勉学のみならず、こうした友人たちとの交流からも、さまざまな学びや気づきを得ることができ、今でも連絡を取り続けている友人も多いです。

Q3.現地で生活環境を整えるにあたって役立ったもの・苦労したことについて、教えてください。

<役立ったもの>
イギリス留学経験者やワーホリ経験者などが公開しているネット上のブログ。生活用品を揃えるにあたって、どういうお店に行けばいいか、どの品物がよいかなどの口コミが参考になったほか、日本とは違うイギリスでの生活事情や生活のアドバイスなどの情報も非常にためになりました。

<苦労したこと>
大学寮の事務局に問い合わせた際、メールの返事が遅かったり返事がなかったりしたこと。一応メールは一通り確認して緊急性の高いものから順に対応しているようだが、迅速に返事がほしい場合には、メールを送った上で、電話ないし(もし窓口があれば)直接足を運んで尋ねるのが確実でした。
全体的に、日本の素晴らしいカスタマーサービスに慣れてしまっていると、いろいろと戸惑ったり不便に感じたりする点は多かったです(笑)

Q4.コース期間中にアルバイトやインターンはされましたか?

1年という短い留学期間で、学業・人付き合い・観光などの時間を確保したかったため、アルバイトはしませんでしたが、受講していたコースの必修科目として、ミュージアムでの実習(≒インターン)が7月~9月の2ヶ月間ありました。その一環として、イングランド東部のノリッチ(Norwich)という街のStrangers’ Hallという博物館で、展覧会準備のためのアーカイブの記録、スマートフォンでの展示解説のデザインの提案、ボランティアの方々へのインタビューとその書き起こし、イベント補助などに取り組みました。

▲博物館での実習の様子

Q5.留学中に困ったことやヒヤッとしたエピソードはありますか?

ノリッチのカフェにスマートフォンを置いてきてしまったことがありました。カフェを出てから10分弱で気づき、急いで引き返したところ、店員さんが無事に預かってくれていました。これがロンドンなどの大都市だったらきっと戻ってこなかったと思い、ヒヤっとしました。

レスターは基本的に治安が良く、普段は夜間に歩いていても危険を感じることはなかったですが、年末年始の大学が休みになる期間(イギリスの別の地域や欧米の出身の学生はほとんど地元に帰って人が少なくなる時期)には、夜間の一人歩きなどには注意してください。実際に年始の時期に、旅行帰りに駅から寮まで友人と二人でやや暗めの道を歩いていたところ、一人の男性が近づいてきて「お金をくれ」と話しかけてきて、少し怖かったです。

Q6.留学資金はどのように工面しましたか?現地での節約術などあれば教えてください。

学費の大半は国際ロータリー財団の奨学金でカバーし、その他の留学資金はほとんど両親からの援助で工面しました。

節約術としては、外食を控えて自炊を心がけたり、学生割引やチャリテイーショップを活用したりしました。学生向けの割引クーポンが手に入るアプリとしては、Student BeansUNIDAYSなどがあります。他にも、Too Good to Goという、フードロス削減のために賞味/消費期限の近い食材や料理をお店から安くテイクアウトできるアプリもおすすめです。また、レスターの場合は、登録されている地元の飲食店で飲食すると、飲食代の数%のキャッシュバックがもらえるTuckというアプリ(登録にはイギリスの銀行口座が必要)もお気に入りでした。

Q7.最後に留学されたレスター大学はどのような方におすすめですか?

レスターは大学も(特に博物館学コースは世界中からの学生が集まっています)街そのものも、非常に文化的に多様な環境なので、日本では経験できない様々な文化や価値観を経験したいという方におすすめです!

▲レスターの街並み

レスター大学

レスター大学(University of Leicester)は100万冊以上の書籍を有する図書館や大学院生専用の学習スペースなど充実したキャンパス環境が高く評価されています。博物館学のコースをイギリスで初めて提供した大学で、美術館やギャラリーを訪問し実践経験を積めるカリキュラムが特徴です。元皇族の小室眞子さんが、博物館学の修士号を取得された大学としても有名です。