＼先輩紹介／
ちゃろさん
大学院留学 イギリス
| 留学先 | ケント大学（University of Kent） |
|---|---|
| コース | MSc Computer Science with an Industrial Placement |
| 期間 | 2022年9月～2023年9月 |
| 現在のご職業 | 大学院生 |
Q1．自己紹介をお願いします。
法政大学機械工学科を2021年3月に卒業し、2022年の9月にケント大学へ進学しました。現在は大学の専攻が異なる人でも受けることが出来るコンピューターサイエンスのコンバージョンコース*を受講しています。勉強も頑張りつつ、イギリスでインターン（イギリスではプレイスメントと呼びます）を探している最中で、将来はイギリスで就職することが目標です。
*コンバージョンコース：学士号で異なる専攻分野を修了した学生むけに開講される大学院コース。ケント大学のMSc Computer Science with an Industrial Placementのコースでは学士での専攻分野は問わず、幅広く学生を受け入れています。
Q2．今回の留学で得た、あなたの宝物は何ですか？
特に自分が得たと感じる宝物は「好きな英語で好きな専攻を学ぶ経験」です。MOOCs（Massive Open Online Courses）を利用すれば、日本からでも海外大学の授業を英語で学ぶことが出来ますが、実際の留学はやはりそれとは異なり、現地に来たからこそ体感できるリアルな経験をすることが出来ています。留学中はそれを当たり前だと考えてしまいがちですが、将来の自分にとって貴重な経験になると信じています。
Q3．実際に進学されて、留学先の印象はどうでしたか？
留学前はイギリスに対して、「紳士的」「建物がおしゃれ」「ご飯がイマイチ」という典型的なイメージをもっていました。実際に留学をしてもイメージ通りで、イギリスの人たちはみんなとても優しくフレンドリーで、街にはおしゃれな建物も多かったです。 気になるご飯については残念ながらあまりイメージが変わりませんでしたが、自炊したり、イタリアンのお店に行ったりしておいしい料理が食べられて、全ての料理がイマイチではないと感じました。
▲自炊している寮のキッチン
Q4．現地で生活環境を整えるにあたって役立ったものや苦労したことはありますか？
＜役立ったもの＞
・洗濯ネット：イギリスの洗濯機はとても強力なのでとても洗濯ネットがあると安心です。
・風邪薬：環境の変化からか最初の1週間で、私含めフラットメイト（一緒に寮に住む友人）のほとんどが体調を崩しました。その時は日本から風邪薬を持ってきていて本当に良かったと思いました。＜苦労したこと＞
・寮の設備（日用品）について：寮についた初日は毛布と枕がなく、コートを着て寝ることになったのが辛かったです（笑）。さっそく次の日に毛布等を買いに行ったのですが、他の学生たちも買ったのかほぼ売り切れ状態で、フライパンなどの他の生活用品も探すのに苦労しました。
・食事、食材について：一番苦労したのが食事や食材に慣れることでした。日本でもよく自炊をしていたのですが、なじみのある食材（大根やピーマン、薄切り肉等）がイギリスのスーパーでは見つからず、食材探しが大変でした。
・銀行口座の開設について：イギリスの大手銀行では口座を開設する際に、賃貸契約書や公共料金の支払明細書など、留学生にとって手に入れることが難しい書類の提出を求められることが多く、苦労しました。結果的にStarling Bankというオンライン銀行で口座を開きましたが、この銀行は上記のような書類がなくても開設ができたのでおすすめです。▲寮の自室
Q5．留学資金はどのように工面されましたか？現地での節約術などあれば教えてください。
大学卒業後の1年間は留学資金を貯めるためにアルバイトをしていました。
留学生活で一番お金がかかるが食費です。そのため、食費を抑えるために基本は自炊で、比較的安いと言われているスーパー（Tesco）で食材を購入したり、セール時間の夕方以降を狙ったりしています。先日ピザをセールで買ったのですが、もともと6ポンドのところ1ポンドで買うことが出来ました！また、大学内に3ポンドで食べられるダイニングがあるので、時々そこを利用しています。
▲3ポンドで買える食事
Q6．イギリスでの就職活動について気づいた点を教えてください。
日本の就職活動とは異なり、イギリスでは役職ごとに募集をしているため、応募前に仕事内容や会社が求めている人物像を詳しく把握することが大切です。
準備する書類については、一般的にCVと呼ばれる履歴書とCover Letterと呼ばれるものを書く必要があります。Cover Letterは「なぜその会社に応募したいのか」を記載するための書類であり、会社ごとに作成する必要があります。またCVも必要に応じて記載内容を変える場合もあります。
就活全般に関しては、大学のキャリアセンターでおすすめの就活サイトを紹介してもらうなど、多くの情報をもらって役立てました。
Q7．最後に留学されたケント大学はどのような方におすすめですか？
ケント大学は「The UK’s European University」と呼ばれるほど留学生の比率が高い大学ですので、さまざまな国から集まる学生と交流したい方におすすめです。
また、キャンパスのあるカンタベリーの街はロンドンとは異なり、古き良きイギリスを体験できるのも魅力です。
▲キャンパスから見たカンタベリーの街
ケント大学
ケント大学（University of Kent）は世界遺産のカンタベリー大聖堂で有名なカンタベリーにメインキャンパスを構える研究型大学。EU本部のあるブリュッセル、芸術の都パリにも専門大学院を保有し、行われている研究の多くが “internationally excellent”（国際的に優れている）と評価されています。
