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【連載:留学体験談】中明日香さんが語る「コロナ時代イギリス留学のリアル」⑨
学生寮とフラットシェアそれぞれの特徴!

中 明日香(なか・あすか)さん

beoでNCUK大学留学準備コースを修了後、
2020年からキングストン大学学士課程 社会学・国際関係学(Sociology and International Relations BSc(Hons))へ留学中
*2022年以降はSociology BSc (Hons)として開講予定です。

キングストン大学に留学中の中さんからのリアルな留学体験談を連載でお届けしています!

今回は、イギリスで大学生活を送るにあたって重要な滞在先のことについて、学生寮フラットシェア(アパートでの共同生活)の違いなども含めてお伝えしてもらいます。

イギリスの大学への留学にご興味をお持ちの方、留学中の滞在方法、学生寮やフラットシェアについて知りたい方、ぜひお読みください。

イギリスでの滞在先について

夏も終わり秋がやってきて、新学期が始まりました。長い夏休みを経て学校に戻るので少し心配もありますが、本格的に対面授業も始まるのでとても楽しみです。新学期が始まるまでの準備の1つとして家の引越しがありました。国により人々の暮らし方が異なるとともに、家事情も異なります。今回はイギリスでの滞在先についてお話ししたいと思います。

大学の学生寮のメリット

私はInternational studentつまりは海外から来る学生のため、学校側で1年目は寮が借りられるように保障されていました。そのため学生寮には多くの留学生が住んでいましたが、学校から提供される寮は比較的安く借りられるのでイギリス人の学生も住んでいました。学校にもよるかと思いますが、私の学校は地元に住む学生も多くいるため実家から通う学生も多いです。親がイギリス内の違う地域に住んでいる学生は週末や長期休暇に帰省しています。また住んでいる学生は全員同じ学校の学生なので情報をお互いにシェアしたり、友人を紹介しあったりすることができるのも学生寮の魅力です。

私が学生寮に住んだ年は、コロナの影響でオンライン授業となったため、学校から寮費が支援・返金されるなどの対応がありました。大学の学生寮は、何かあった際にも学校から保障されているという安心感があり住みやすいです。難点としては、基本的に1年生が優先されるのでその学年が終わる6月頃には退寮となります。そのため私は夏に住むための家探しをしました。

ロンドンの多国籍シェアハウス

日本では家を探す際に不動産会社に直接行くことも多いかと思いますが、イギリスでは多くの場合、オンラインで借りたい家を探して直接契約して決めます。様々な物件探しのサイトがあり、フェイスブックでも家を探せるほどなので自分で見極める能力が不可欠です。

日本と大きく異なるのが、フラットシェア(アパートでの共同生活)です。日本で一人暮らしをするイメージと大きく異なり、年齢問わず多くの人がバスルームやキッチンなどをシェアをして住んでいます。実際に私が夏休みの間に住んだお家はフラットシェアで年齢や国籍など様々な五人で二つのバスルームとキッチンのシェアでした。最初は不安もありましたが、何か問題があれば一緒に助け合える環境でとても心強かったです。

多くの人がフラットメイトと暮らしているため、他のフラットはどのような感じなのかなど聞くのも興味深く、話の種にもなりやすいです。世界中の人が集まるイギリスではそれぞれの文化を持つ多様な人が集まり一緒に住むので、日本ではなかなか経験することのできないこの環境がとても面白いと思います。

新学年から民間の学生寮に滞在

先日引っ越してきた私の今住むところは大学の近くの民間の学生寮です。大学の周りには、大学の学生寮と異なり、民間の学生寮も多くあります。1年目から大学の近くでハウスシェアをして2年目も同じ所に住んでいる子もいますが、多くの学生は1年目に次の年に住む場所と一緒に住む人を探すので、早めに準備し始めた方が良さそうです。

私はイギリスでの生活にも慣れてきたので一度自分の空間で勉強に集中出来る環境を作ろうと思い、キッチンとバスルームが自分の部屋についている「スタジオ」というタイプの部屋を借りました。スタジオですとキッチンとバスルームが自分の部屋についている分、値段が上がることがほどんどです。私は完全な一人暮らしが初めてなので、今までフラットメイトに頼っていた部分も自己解決能力が問われるようになり緊張している部分もありますが、自己管理できるように精進したいと思います。

おわりに

人によって合う住居形態は様々かと思いますが、留学生活を最大限に活かせればと個人的には考えています。今年の夏は現地の人が口を揃えて“the worst summer ever”(最悪な夏)と言うくらい暑さに欠けていましたが、これからより一層寒くなっていくと思うので身体に気をつけて過ごそうと思います。

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留学体験談はまた次回に続きます。お楽しみに!

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キングストン大学について

キングストン大学(Kingston University London)は、1992年に設立され、ロンドン郊外に4つのキャンパスを置いています。大学ランキング「2021 Guardian University Guide」で、イギリス大学の上位40位に入りました。とくにデザインや教育、薬学、生物科学、看護学などの分野で高い評価を得ています。キングストン大学には16,785名の学生が在籍し、そのうち、3,680名が留学生(2019年)です。国際色豊かな環境で学習することができます。