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【連載:留学体験談】イギリスで翻訳者として活躍する先輩が語る「留学生活から現地就職まで」⑩イギリス観光におすすめの街、中世を感じられるヨークをご紹介!

Yoshida Daikiさん

2021年9月からイギリスのリーズ大学修士課程「Professional Language and Intercultural Studies MAに入学。2022年9月に同コース卒業後、6月よりアルバイト勤務していたイギリス現地の法律事務所にて翻訳者として従事。

リーズ大学を卒業されたYoshidaさんからのリアルな留学体験談を連載でお届けします!

今回は、Yoshidaさんが休日にお出かけされたヨークの街の様子とおすすめの観光スポットについてお伝えいただきます。

イギリスでの生活やイギリス観光について知りたい方はぜひお読みください。

現地から留学体験レポートをお届けします!

皆さん、こんにちは。今回の体験談ブログではリーズからアクセスしやすく、イギリス観光にピッタリな街、ヨークについてご紹介します。リーズ駅から乗り換えなしの電車で30分ほどで、気軽に行くことができるので、ぜひ読んでみてください!

ヨークはどんな街?

ヨークは2,000年以上の歴史がある街です。中世の建築物や街並みがそのまま残っており、綺麗な景観と歴史・文化を楽しむことが出来ます。

ヨークは、リーズ以外の主要都市、ロンドンやマンチェスターからもアクセスしやすい位置にあります。ロンドンのKings Cross駅からだと、London North Eastern Railway(LNER)を使うことで、片道2時間ほどで乗り換えなしの直行でヨークに行くことが出来ます。またマンチェスターからも同様にヨークへの直通電車が通っており、片道大体1時間30分くらいで行くことが出来ます。

チケットは購入時期と混雑具合によって、値段が大きく変動するので具体的にいくらと伝えることが出来ないのですが、早めに予約をした方が安く済みます。チケット購入はTrainlineというアプリがおすすめです!

またヨークは、人々が優しく、気さくに声をかけてくれる方が多い印象です。私が訪れた際は、街の中央の広場で大道芸のパフォーマンスが行われており、大人も子供も積極的に参加をしていました。リーズのような大きな街ではなく、田舎にあるのどかな街であるため、時間がゆったりと流れており、私は訪れるたびにどこか懐かしさを感じます。またリーズと比較しても治安が大変よく、人情と情緒溢れる街なので、昔ながらのイギリスを堪能するのにピッタリな場所だと思います。

おすすめ観光スポット5選!

ここで私のおすすめの観光スポットを5つ紹介します。

York Minster(ヨーク・ミンスター)

ヨーク・ミンスターがヨークの街の象徴で、世界で最も印象的なゴシック様式の大聖堂の一つです。チケットを買うと中に入ることが出来ます(大人£16.00)。ヨーク・ミンスターでは学生割引(£14.00)が使えるので、お得に入場できますよ。またCentral Towerのチケットを購入すると、大聖堂の最上階まで上ることが出来ます。

私はまだ外からしか見たことがないのですが、中には綺麗なステンドグラスが飾り付けられており、とても感動するそうです。

②The Shambles(シャンブルズ)

ヨークの街の中心部は、狭く曲がりくねった道が入り組んでいます。これはシャンブルズと呼ばれており、ハリー・ポッターで出てくるダイアゴン横丁のモデルになった場所とも言われています。実際にシャンブルズには作品に関連したグッズを取り扱うショップがあり、ファンにはたまらない場所です。

またシャンブルズには、地ビールのお店やクリスマスのお店、おしゃれなカフェなどもあり、ぶらぶらと散策しているだけでとても楽しめます。

ヨークには様々な博物館がありますが、中でも私のおすすめはヨーク城博物館です。この博物館では、当時の人々の生活様式を再現した展示を観賞することができ、ヨークの街の歴史を学ぶことが出来ます。近代の街並みや第二次世界大戦の防空壕の様子など、その時代に入り込むことが出来ます。

ヨークでアフタヌーンティーをするならぜひここに立ち寄ってください。スイス人菓子職人のフレデリック・ベルモントが1919年に創業したベティス・カフェ・ティールームは、ヨークを代表する老舗のカフェ・レストランです。

アフタヌーンティーは特に人気で、連日多くのお客さんが入店の列に並んでいます。私は平日の木曜日に友達と行ったのですが、それでも入るまで30分待ちました…。

美味しいイングリッシュ・ティーと、しっとり滑らかなスコーンやスイス風チョコレートを楽しむことができ、幸せな時間を過ごしました。イギリスらしいアフタヌーンティーを体験したい方にとってマストスポットです!

※写真はイメージです(館内では写真撮影が禁止されていました)

ヨークはチョコレートで有名な場所でもあります。現在、ネスレが販売しているキットカットは、もともとヨークで発明され、その後にネスレに買収されました。このようなチョコレートの歴史について学ぶことのできる施設がヨーク・チョコレート・ストーリーです。

この博物館では専門のガイドさんがヨークとチョコレートの歴史について詳しく解説してくれます。ヨークがどのようにチョコレート産業に貢献したかについても知ることが出来ます。またガイドツアーの途中に、チョコレート作りの実演もあり、自分オリジナルのチョコレートを作ることができます。

それ以外にもパティシエが作ったばかりのチョコレートや、古代の人が飲んでいたとされるカカオから抽出したばかりのチョコレートなども試食することができ、チョコレートに関する珍しい体験をすることができます!

フェスティバルやイベント情報!

ヨークでは年間を通して、さまざまな活気あるフェスティバルやイベントが開催されます。

York Festival of Ideas(ヨーク・フェスティバル・オブ・アイデア)では、クリエイティブなパフォーマンスや展示会が行われ、Jorvik Viking Festival(ヨルヴィク・ヴァイキング・フェスティバル)では、ヴァイキングの格好した人々がパレード行い、街全体を盛り上げます。

それ以外にもホリデーシーズンに開催されるクリスマス・マーケットでは、華やかなイルミネーションや温かいモルド・ワインを楽しむことが出来て、また普段とは違ったヨークを楽しむことが出来ます。

去年10月にヨークを訪れたい際は、ハロウィンの飾り付けがされていました。皆さんが訪れる際にも何かしらのイベントが行われているかもしれません。ぜひ事前にチェックしてみてください!

 

読んでくださった皆さまへ

今回はヨークのおすすめスポットについて解説しました。ヨークでは中世の街並みを探検したり、グルメを満喫したり、歴史を学んだりと、様々なイギリスの側面を発見することが出来ます。留学中は勉強も大切ですが、日本では体験することのできない観光も、ぜひ留学の楽しみにいれてくださいね。

リーズ大学について

リーズ大学(University of Leeds)は1904年に設立された大学で、イングランド北部リーズにキャンパスを置きます。QS World University Rankings 2023では、世界TOP100に選出されたイギリス名門大学で、研究部門を強みとするイギリス名門校群「ラッセル・グループ」に所属しています。学生数39,000人以上の大規模校で、137か国から学生が集まる「留学生に人気な大学」としても有名です。分野は翻訳・通訳学に特に権威があり、イギリス国内で数校のみ開講している「日英翻訳」に特化した科目が人気を集め、これまでに多くの日本人留学生を受け入れてきました。

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