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【連載:留学体験談】イギリスで翻訳者として活躍する先輩が語る「留学生活から現地就職まで」⑨イギリスで遊園地に行きたいならAlton Towers(アルトン・タワーズ)!~お得なチケットやおすすめアトラクション情報も~

Yoshida Daikiさん

2021年9月からイギリスのリーズ大学修士課程「Professional Language and Intercultural Studies MAに入学。2022年9月に同コース卒業後、6月よりアルバイト勤務していたイギリス現地の法律事務所にて翻訳者として従事。

リーズ大学を卒業されたYoshidaさんからのリアルな留学体験談を連載でお届けします!

今回は、Yoshidaさんおすすめのイギリスの大人気遊園地、Alton Towers(アルトン・タワーズ)についてお伝えいただきます。

イギリスでの生活や観光地について知りたい方はぜひお読みください。

現地から留学体験レポートをお届けします!

皆さん、こんにちは。2023年のGWはコロナ禍以降、初めて制限のない大型連休だったと思いますが、どのように過ごしましたか。私はイギリス人の友人と一緒に、イギリス最大の遊園地Alton Towers(アルトン・タワーズ)へ遊びに行きました。今回は、その遊園地の様子やおすすめのアトラクションなどについて解説したいと思います。

アルトン・タワーズってどんなところ?
アクセス方法は?チケットの料金は?

アルトン・タワーズ公式YouTubeより(Alton Towers Resort – brand-new TV ad)

アルトン・タワーズは、イギリスのスタッフォードシャー州にある人気の遊園地で、スパやプールも併設しているイギリス有数の複合型リゾート地です。広大な敷地に、スリル満点の乗り物、家族で楽しめる乗り物、ライブショー、エンターテインメントなど、さまざまなアトラクションが用意されており、イギリスで最も訪問者の多いレジャー施設と言われています。

特にスリル満点のジェットコースターや乗り物で有名で、アドレナリン全開で乗り物を楽しむことが出来ます。日本の富士急ハイランドがイメージに近いかなと思います。

場所

・住所:Alton Towers Resort, Farley Lane, Alton, Staffordshire, ST10 4DB
・電話番号:0(+44)1538 70 4096
・営業日:営業日、営業時間は日によって変化しますので、こちらからご確認ください。また冬季期間は長期閉鎖となります。

アクセス

アルトン・タワーズはイギリスの地方にあり、交通機関の利用も可能なのですが、車がないとちょっとアクセスしにくいかもしれません。またホームページ上では、「お車でリゾートにお越しの際、順路の終盤にナビを使用すると、地元の農道を通ることがありますので、ご注意ください」という注意書きもあるので、車で行く場合も注意が必要です。

電車の場合は以下のいずれかの駅に行きましょう。そこからバスもしくはタクシーを利用します。

(1) Uttoxeter Train駅から遊園地までタクシーで20分、バスで30分
(2) Stoke on Trent駅から遊園地までタクシーで約25分
(3) Derby Train駅から遊園地までタクシーで約50分~1時間

イギリスの電車情報はこちらのサイトから確認しましょう。切符を前もって予約することも可能です。

バスの場合は以下の2つの方法があります。

(1) D&Gバス:Stafford – Uttoxeter – Alton Towers Resort間を結ぶX41線を運行しています。
(2) Notts & Derbyバス:Nottingham – Derby – Alton Towers Resort間を結ぶX52線を運行しています。

私の場合は友人がドライブをしてくれて、リーズから車で2時間ほどかかりましたが、朝10時の開園時間ちょうどに現地に到着することが出来ました。アクセスの詳細についてはこちらのページからご確認いただけます。

チケット&チケット購入方法

チケットは現地のチケットブースでも買うことができますが、事前にネット予約した方が安くなりますので、行く日が決まっているのであれば、こちらから予約することをおすすめします。アルトン・タワーズのチケットは休日が割高になっていて、平日であれば安く済みます。1dayチケットであれば£36から購入可能です(3歳未満は入場料無料です)。

学割価格もあり、£20から1dayチケットを購入することが出来ます。学割は現地のチケットブースでは利用できないので、必ずこちらのページから予約しましょう。

入場方法

予約したチケットを持っていると入場時もスムーズです。私の場合は、友人がチケットを前もって予約してくれたので、予約時に発行されるQRコードを提示し、問題なく入場出来ました。特にほかに入場時に必要なものはありませんでした。

入場後は手荷物検査のゲートがあります。食べ物や飲み物も持ち込み可能なので、節約したい方は持参するといいと思います。園内のあちこちにピクニック用のベンチがあるので、レストランに入らなくとも食事をとることができます。

手荷物検査が済んだら、入場後すぐに見えるお城、Alton Castle(アルトン・キャッスル)で写真を撮るのがおすすめです。東京ディズニーランドでいうシンデレラ城的な存在です。ちなみにこのお城は本物のお城で、もともとシュルーズベリー伯爵家の私邸として建てられたそうです。その後、さまざまな改修や拡張が行われ、現在ではランドマーク的存在となっているとのこと。

おすすめアトラクション5選!

今回私はアルトン・タワーズ内の遊園地エリアを主に楽しみました。ここで私のおすすめライドを5つ紹介します。

①The Smiler(スマイラー)

個人的に今回最も楽しみにしていたアトラクション、スマイラーです。スマイラーはとにかく回転数が多くて、ループやコークスクリューなど、さまざまな回転の要素が全部で14回あり、これは世界記録に認定されているそうです。

人体実験、マインドコントロールがアトラクションのテーマになっていて、要所要所で不気味で不穏な雰囲気漂っています。待機列でも催眠術のような音楽、点滅するライト、不協和音のオーディオと馬鹿笑いしている男の声が常に流れているので、苦手な方は注意が必要かもしれませんが、アトラクション自体は、乗り心地もよくて、とても楽しいです。

②Wicker Man(ウィッカー・マン)

お次はアルトン・タワーズの目玉アトラクション、ウィッカー・マンです。木製コースターウィッカーマンは、1973年の同名のカルト映画にインスパイアされて作られた木製コースターだそうで、最高速度時速44マイル(約71km)で、落下、ねじれ、急カーブとかなりスリリングです。特に写真にも写っている高さ17.5メートルのウィッカー・マンが特徴的で、走行中に炎が燃え上がる演出が施されています。

③Galactica(ギャラクティカ)

世界で初めてのうつ伏せの姿勢で乗車するジェットコースターで知られるギャラクティカもおすすめです。日本でいうところのユニバーサルスタジオジャパンのフライングダイナソーですね。地面すれすれでうつ伏せになり、木々や園内の歩道をすり抜けるように飛ぶことが出来るので、スリル満点です。

④Oblivion(オブリビオン)

オブリビオンは1998年にオープンした世界初のダイビングコースターで、ダイビングコースターという名の通り、垂直落下を楽しむことが出来るアトラクションです。高さは55メートルで落下の前に一瞬止まるときは、かなりハラハラします。その後地面に掘られた穴の中に最高速度時速68マイル(109km)のスピードで垂直に落下します。

⑤The Curse at Alton Manor(アルトンマナーの呪い)

こちらは2023年にオープンしたばかりの新アトラクションで、乗車形式のお化け屋敷です。東京ディズニーランドのホーンテッドマンションみたいな感じですね(ホーンテッドマンションの方が多分凄いですが)。ネタバレしたくないのでここでは割愛しますが、ディズニーにはないようなホラーの演出がいくつも施されているので、皆さんもぜひ試してみてください。

グルメ&ショップ情報!

レストラン&カフェ

園内にはステーキハウスやピザレストランなどさまざまなレストランがありますが、目玉はなんといってもRollercoaster Restaurant(ローラーコースター・レストラン)です。

実際に私たちもここでランチを取りましたが、天井に張り巡らされたコースターで自分の食事が運ばれてくるのがとても楽しかったです。味は遊園地のレストランということもあってか、あまりおいしくなかった(イギリス料理の中でも上位を争うレベル?)ので、皆さんは味のクオリティは求めずに、レストランをアトラクションだと思って楽しんでいただければと思います(笑)。

ローラーコースターレストランは事前予約も可能です。ホリデーシーズンなど混雑することもあるようなので、前もって予約をしておくとスムーズかと思います。

またそれ以外も園内にはイギリスのカフェチェーンであるCosta Coffee(コスタ・コーヒー)が複数出店していますので、乗り物に疲れたら休憩することが出来ます。私たちも2回ほどコスタでお茶しました。

お土産が買えるショップ

アトラクションの出口に続く形でアトラクションの雰囲気に合わせたショップが展開されています。また乗車中に撮影された写真もここで購入することが出来ます。お土産が大好きな日本文化に比べて、ヨーロッパではお土産を買うという習慣はほとんどないので、クオリティや品数は日本人としては若干寂しい感じがします…。

エントランス正面には園内で一番大きなお土産屋である、Towers Trading Company(タワーズ・トレーディング・カンパニー)がありますので、帰りに立ち寄ってみるのもおすすめです。Tシャツやマグカップ、ぬいぐるみなどを買うことが出来ますよ。こちらのページから商品をチェックすることができます。

読んでくださった皆さまへ

今回はイギリスの遊園地、アルトン・タワーズについて紹介しました。私自身、初めてのイギリスの遊園地ということもあり、本格的な絶叫マシンを楽しむことができて、ストレスを発散出来ました。

食事やお土産、全体的な遊園地の雰囲気という観点では、やっぱり日本の方がちゃんとしているなと思い、少し日本のテーマパークが恋しくなってしまいました…(笑)。しかし、日本のように、朝開園まで待って、開園時に走って、アトラクションに長時間並ぶといったようなストレスフルな光景はなく、全体的にのんびりしている感じがイギリスらしくていいなと思いました。

皆さんも留学中にどこか遊びに行きたいなと思ったら、アルトン・タワーズに行ってみてはいかがでしょうか。次回はリーズから電車で30分ほどの街、「York(ヨーク)」について解説します。お楽しみに!

リーズ大学について

リーズ大学(University of Leeds)は1904年に設立された大学で、イングランド北部リーズにキャンパスを置きます。QS World University Rankings 2023では、世界TOP100に選出されたイギリス名門大学で、研究部門を強みとするイギリス名門校群「ラッセル・グループ」に所属しています。学生数39,000人以上の大規模校で、137か国から学生が集まる「留学生に人気な大学」としても有名です。分野は翻訳・通訳学に特に権威があり、イギリス国内で数校のみ開講している「日英翻訳」に特化した科目が人気を集め、これまでに多くの日本人留学生を受け入れてきました。

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