中 明日香(なか・あすか)さん
beoでNCUK大学留学準備コースを修了後、
2020年からキングストン大学学士課程 社会学・国際関係学(Sociology and International Relations BSc(Hons))*へ留学中
*2022年以降はSociology BSc (Hons)として開講予定です。
キングストン大学に留学中の中さんからのリアルな留学体験談を連載でお届けしています!
秋学期が終わり、イギリスの大学は冬休みに入りました。今回は、中さんからイギリスのクリスマスの様子や冬休みの過ごし方などについてお伝えしてもらいます。イギリスの大学への留学にご興味をお持ちの方、イギリスの大学生のリアルな生活について知りたい方はぜひご覧ください。
新年明けましておめでとうございます。HAPPY NEW YEAR!
2022年がスタートしました。コロナが完全に治まることはなく今年も明けてしまいました。近隣のヨーロッパの国が再びロックダウンなど様々な行動制限を出している中、イギリスでは何とか通常の生活が保たれています。
新年というと気持ちを切り替えて日々の生活を見直すいい機会だと思いますが、私は日々の生活習慣の乱れから体調を崩すことが増えていたのでいつも健康を第一にと考えています。コロナという健康に大敵のウイルスが現れたとともに、留学生活での自己管理そのものもそう簡単ではないのが現実です。私にとって一人暮らしは今回が初めてであったため、生活を自分で管理しきれず身体を壊して寝込んでしまうこともありました。また数日前に会った友達がコロナに感染するということもあり、健康の大切さというものにあらためて向き合う機会が増えました。
イギリス流クリスマスの過ごし方とは?
国によって季節のイベントやその過ごし方は異なりますが、イギリスも街の雰囲気などが日本とだいぶ異なります。まず11月頃から街のいたるところにクリスマスマーケットが開催され、木造の小さな家のような建物が立ち並び、食べ物や雑貨などを販売しています。食べ物はイギリスの多文化ならではで様々な国のストリートフードなどが並んでいます。私も学校帰りなどにドイツソーセージのホットドックや、ベトナムのフォー、スペイン料理など今まで食べたことのない食べ物も楽しむことができました。また家族や友達へのクリスマスプレゼントにぴったりな雑貨屋さんも多く出店しており、買い物好きの私にはクリスマスマーケットを見てまわるのがとても楽しかったです。
イギリスでは、クリスマス当日になるとほとんどのお店は閉まり、家族とクリスマスディナーでターキーを食べるのが定番です。そのため電車やバスも運休になりますし、23日ごろまでに食材を買い込む必要があります。家に飾るクリスマスツリーも本物の木を毎年買ってきて飾りつけすることが多く、駅前でクリスマスツリーを売っている光景を目にすることもあります。そのためプレゼントに囲まれたクリスマスツリーにも頻繁にお水をあげる必要があるということを聞いた時には驚きました。私の子供の頃から家に飾っていたコンセントにつなげるプラスチック製の光るクリスマスツリーとは全く違って、素敵な風習だと思いました。
日本のクリスマスはどちらかといえば恋人と一緒に過ごすイメージが強いのですが、欧米では休日として家族と過ごす大切な時間となります。今年は日本に帰らないので、お正月に家族でお節を食べる文化を恋しく思います。
私流、イギリスでの冬休みの過ごし方
私の大学の冬休みは年末年始の約3週間です。ほとんどの学生は帰省しますが、私はコロナの規制もあるため現地に滞在することにしました。私はこの休暇をゆっくり過ごしつつ、普段できないことをやろうと思い、車の免許を取るための勉強をすることにしました。イギリスでは最初から一般道で教習がスタートするので、毎回とても緊張しますが、楽しみながら運転を学んでいます。
また前期の勉強で学び足りない部分を見直したり、専攻とは違う分野の本を大学の図書館で借りて興味の幅を広げたりなど、短い期間を最大限に生かしたいと考えています。さらに冬ならではのウィンタースポーツやコロナが落ち着いた後のヨーロッパ旅行の計画もできたらいいなと思います。
皆様にとってより良い1年になりますよう願っております。
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留学体験談はまた次回に続きます。お楽しみに!
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キングストン大学について
キングストン大学(Kingston University London)は、1992年に設立され、ロンドン郊外に4つのキャンパスを置いています。大学ランキング「2021 Guardian University Guide」で、イギリス大学の上位40位に入りました。とくにデザインや教育、薬学、生物科学、看護学などの分野で高い評価を得ています。キングストン大学には16,785名の学生が在籍し、そのうち、3,680名が留学生(2019年)です。国際色豊かな環境で学習することができます。
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