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【連載:留学体験談】中明日香さんが語る「コロナ時代イギリス留学のリアル」⑱留学経験を通して感じたアメリカとイギリスの違い

中 明日香(なか・あすか)さん

beoでNCUK大学留学準備コースを修了後、2020年からキングストン大学学士課程 社会学・国際関係学(Sociology and International Relations BSc(Hons))*へ留学中
*2022年以降はSociology BSc (Hons)として開講予定です。

キングストン大学に留学中の中さんからのリアルな留学体験談を連載でお届けしています!
今回は中さんがこれまでの留学経験を通して感じたアメリカとイギリスの違いについてお伝えしてもらいます。イギリスの大学への留学にご興味をお持ちの方、留学先をご検討中の方はぜひご覧ください。

夏休みを使ってアメリカへ!

春学期が終わり、夏学期に入りました。多くのイギリス大学は6月後半から9月頃まで夏休みとなる大学が多いですが、私が所属する学部は4月初旬から9月末まで夏休みとなります。夏休みの過ごし方は、3年生にむけてインターンシップをする、アルバイトをしてお金を貯める、実家に帰るなど、さまざまです。

私は5月の1か月を使ってアメリカに行くことにしました。実は高校2年生の時に1年間交換留学でノースカロライナ州に滞在した経験があり、今でもホストファミリーと連絡を取り合っていて、今回再会できることになりました。アメリカは私にとって最初の留学先であったため、イギリスに留学してからは文化、環境の面でアメリカとの違いを感じることがあります。今回はアメリカとイギリスの違いについて私なりに考えてみたことを共有します。

最初からフレンドリーなアメリカ、時間をかけて関係性を築くイギリス

アメリカでは、道ゆく人同士で服装を褒め合ったりなど、初対面の人同士でもフレンドリーに接する光景をよく目にします。私も実際にショッピングモールに買い物に行った際に、前から歩いてくるアスリートらしい見た目の団体が通り際に「君のそのナイキの靴かっこいいね!」と言ってくれたことがありました。その際履いていたナイキの靴は日本で買ったものなのですが、どうやら他の国では売ってないらしく形が独特なものだったので、他にも多くのアメリカ人に褒めてもらいました。一方で、イギリスでは道端で他人の服を褒め合うことはほとんどありません。特にロンドンですと大都市ということもあり、多くの人がもう一生会うことがないであろう人として接している感じがします。ただ、その分仲良くなると、その人との関係性をとても重要視し、より距離が縮まる気がします。

また英語の発音にも大きな違いがあります。私はアメリカに留学していた経験から、未だにアメリカ英語よりの発音なので、よくイギリス人の友達に面白半分に指摘されます。ふと言った「Tomato」という単語だけでも発音の仕方が全く違うので、やはり言語は難しいなと体感します。アメリカとイギリスが違うように、それぞれの地域によって人と人との接し方は違い、その場所で生活することによって分かることでもあると思うので、自分自身がオープンマインドになって相手を理解する努力がとても大切だと思いました。

車社会のアメリカと交通機関利用が主流のイギリス

アメリカではほとんどの地域で電車やバスが走っていないことが多く、車がないと移動が非常に難しいです。私が滞在していたノースカロライナ州では、一番近いスーパーに行く際も、友達の家に遊びに行く際も、車での送り迎えをしてもらっていました。また国土面積が非常に大きいので、一番近いスーパーでも車で30分かかり、徒歩でどこかに行くということがなかなか難しかったです。

一方イギリスはほとんどの地域でバス、電車などの交通機関が整っており、スーパーやドラッグストアなど生活に必要な場所への移動はもちろん、近隣の都市など、行きたいと思ったところへは基本的に交通機関を使って移動が可能です。交通機関を使っての移動は便利であることはもちろん、二酸化炭素の排出削減にも貢献でき、環境に配慮した生活ができます。

おわりに

アメリカとイギリス、国が違うので、文化や生活スタイルが異なることは当たり前とわかっていても、実際にそれを体感しながら学べることはまた違った面白さがあります。今後も留学生活の中で多くの異文化に触れることで、違いを理解、尊重できる力を養っていきたいと思います。

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留学体験談はまた次回に続きます。お楽しみに!

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キングストン大学について

キングストン大学(Kingston University London)は、1992年に設立され、ロンドン郊外に4つのキャンパスを置いています。大学ランキング「2021 Guardian University Guide」で、イギリス大学の上位40位に入りました。とくにデザインや教育、薬学、生物科学、看護学などの分野で高い評価を得ています。キングストン大学には16,785名の学生が在籍し、そのうち、3,680名が留学生(2019年)です。国際色豊かな環境で学習することができます。

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